あまりにも今までのデザインと違うことで有名なフェニックスの新筐体「フェニックスX」。
気になってはいたのですが、置いてある店が限定されていて中々遊ぶことができないでいました。
しかし、たまたま行ったお店に「フェニックスX」が!
無事に投げることができましたので、今回はフェニックスXの使ってみた感想、そしてライバルでもあるダーツライブ3との比較について好き勝手に喋ります。
- ダーツの常識を覆す「大型スクリーン」
- アウトボードが恐ろしい
- 時代は当たり前のようにオートチェンジ
- コンソールも使いやすい。
- フェニックスXはオンライン対戦対応済み
- 大型スクリーンの弊害「目がチカチカする」
- フェニックスXはそもそもデカイ
- フェニックスXのこれからは?
- ダーツ新規参入者を増やしてくれ!
ダーツの常識を覆す「大型スクリーン」
フェニックスXの一番の特徴といえば、そのビジュアル。
「全面スクリーン」という今までのダーツ筐体とかけ離れたビジュアルに驚きました。
大きなスクリーンにダーツボードが直付けされているようなデザイン。
ダーツボード周りのナンバーですらスクリーンの映像!これには心底驚きました。
フェニックス攻めてきたな、と。
アウトボードが恐ろしい
このスクリーンを見たら誰もが思うこと。「アウトボード怖い」。
少し気になってスクリーンをコツコツと叩いてみたのですが、強化ディスプレイと言われているだけあって、並大抵のことでは壊れない頑丈さを感じました。
間違えてスチールダーツをぶん投げるくらいのことをしないと壊れないんじゃないかな…?
時代は当たり前のようにオートチェンジ
ダーツライブ3と同様にチェンジボタンを押す必要がなくなりました。
ダーツを引き抜く動作がチェンジボタンの代わりということです。
精度も抜群。ストレスを感じることなく、ダーツを続行できます。
ああ、時代からチェンジボタンが消えてゆくー。
ライブ3、フェニXからダーツを始めた人は「チェンジボタン?なにそれ美味しいの?」となるんでしょうね。恐ろしい。
コンソールも使いやすい。
操作はダーツボードから離れたところにあるコンソールから。
当たり前のようにタッチ操作。直感的に操作ができ、ダーツが初めての方でも難なく操作できると思います。UIも綺麗で使いやすい。
大まかな情報(01の残り点数とか、クリケットの状況とか)は大画面スクリーンで、細かな情報(スタッツなど)はコンソールから見るというイメージでしょう。
プレイ中はコンソールを見る必要はありません。
フェニックスXはオンライン対戦対応済み
フェニックスXはすでにオンライン対戦に対応しているのです。
これは嬉しい。昨今のダーツではオンライン対戦は本当に重要な機能になりましたからね。
ダーツライブ3は今だにオンライン対戦非対応、というのが痛い。フェニックスXに先を越されてしまいましたぞ。(悠長にパーティーゲームなんて追加している場合じゃねぇ!)
大型スクリーンの弊害「目がチカチカする」
正直に言いましょう、「目がチカチカします」。
予想していたことですが正直、集中できません。
従来のダーツボードはスクリーンがダーツボードとは少し離れたところにありました。
そのため、ダーツボードに意識を集中しているとスクリーンの映像なんて目に入ってこなかったわけです。
しかし、フェニックスXは違う。
なんて言ったって全面がスクリーンですからね。嫌でも一投一投のエフェクトが目に入ってきます。
映像も綺麗ですし、派手。ダーツボードに集中することが困難です。
しかも暗い店内だと、もっと気が散ってしまうことでしょう。
初のフェニックスXのプレイだったから慣れていないだけなのかなぁ…。
初めてのダーツがフェニックスXの人はこれが当たり前として認識できるのかもしれませんが、今までのダーツ筐体で慣れている人にとっては乗り越えなくてはならない壁になるでしょう。
大会でフェニックスXを使う時は是非とも周りの環境を明るく、さらに映像を地味に設定する必要があるかと。
フェニックスXはそもそもデカイ
まあ、フェニックスXで遊んだことがある人は絶対に思うはず。
フェニックスXの筐体はとにかくデカイ。
フェニックスSと比べると幅は2倍ほど違います。
その上、コンソールの設置場所もありますし、設置には広めの店内が必要になります。
現に、私が今回フェニックスXを遊んだお店(ネカフェ)は模様替えを余儀無くされていました。
店によっては設置できない、台数を減らす、なんてことも考えられます。大型スクリーンの弊害ですね。
フェニックスXのこれからは?
フェニックスダーツはフェニックスXをどういう立ち位置で開発したんでしょうね?
今あるフェニックス台をフェニXにするつもりなのかな?
将来的には大会もフェニXにするつもりなのかな?
普及して行くためにはまだまだ乗り越えなくてはならない問題がありそうです。
正直、実用性もしっかりと考えられたダーツライブ3と比べるとフェニックスXは…。
予想では数年後にはフェニックスXSなるものが開発されていそう。
もう少し筐体の幅を削って、スクリーンが全面タッチパネルになっていてコンソールの設置が必要ない的な。
ダーツ新規参入者を増やしてくれ!
と、辛口な評価になってしまいましたが、こういう取り組みをするフェニックスダーツのチャレンジ精神には本当に脱帽です。
フェニックスXはダーツの「古臭い」「難しそう」といったネガティブなイメージを一掃できる力を持っていると思います。
何よりも、ダーツ未経験者が「楽しそう」と思ってくれれば新規参入者を増やすことができますからね。
とりあえず、あのハイテク感を利用して各地のアミューズメント施設に設置していってほしい。
お台場のジョイポリスとかすんなりと馴染みそうなんだけど、ライバル会社セガだった。残念。
今はソフトダーツが大きく変わる節目の時代なのかもしれませんね。
流行るのはダーツライブ3かフェニックスXか、はたまた全く別の筐体が現れるのか。
うーーん、楽しみです。