先日、本当に嬉しいことがありました。
ついに目標にしていたAAフライトへ到達することができたのです。
こればっかりは嬉しくて、朝から超テンションでツイートしてしまいましたね。
おめでとう!とお祝いしてくださった方々、「いいね」をくださった皆様、本当にありがとうございました。嬉しさ2億倍です。
や、やりました…。ついにAAフラへ…。
— なよカエル@ダーツブログ (@nayokaeru) 2018年10月9日
1年と半年。一人でコツコツ毎日投げ続けてきてよかったぁ…。
ああ、生きててよかった。 pic.twitter.com/KBs0EtwXnz
今回は、私がAAフライトになれたキッカケ、考え方などを晒していきたいと思います。
誰かの救いになることを願って。
Aフライトで1年間の足踏み
私はAフライトからAAフライトに上がるまでの期間が長かったのです。その期間1年以上。(その間も真面目に練習していましたよ)
私の限界はAフライトまでだったのですね。AAフライトになるためには、自分の限界を越える必要がありました。
限界を越える為には、「考えて」練習する必要があります。
と、偉そうなことを言っていますが、もちろんこれは自分の愚かな失敗から学んだこと。
Aフライトになったばかりの当時の私は、このまま闇雲に練習していたらAAフライトになれるだろう、そんなことを考えていました。
しかし、先ほども言ったように私が練習!練習!と脳筋的な考えで到達できるのはAフライトまででした。そのため、AAフライトにはいつまでたっても近づかなかったのです。
(本気でAAフライトを目指す為に頭を使った期間はここ最近の3ヶ月くらいなのです)
練習量だけで上達するのには限界があります。
人によって差はあるでしょうが、練習をしているのに一年以上同じレーティングに止まっている人は、いろいろと考えて練習する必要があると思います。
考えてキッカケを作らないと、いつまで経っても同じ場所で足踏みしていた私のようになりますよ…。
AAフライトになったキーワードは「捨て」
「何かを得る為には何かを捨てなくてはならない」そんな言葉を聞いたことがあります。
私がAAフライトの壁をぶち壊せたのは、いろんなものを「捨て」たからなのです。
かといって、何もかも捨てるわけではありませんよ!
重要なのは自分にとって必要なものを得るための「捨て」。
私がAAフライトになる為に捨てたものをご紹介します。
緩みを捨てるための意識改善
まずは意識改善。一年以上同じレート止まりの人は、そのレートから抜け出すための意識改善が必要だと思います。
私が取り組んだのは、とにかく「勝つこと」「勝つこと」「勝つこと」を意識しました。
今まではグローバルマッチをするときも、対人戦をするときもレートを意識した立ち回りをしていました。
ダーツライブでは80%スタッツ方式を採用していますから701ゲームでは140点以下になるとレートには関係ないのです。
そのため、140点以下まで削ってしまうと、何となく気が緩んでいたものです。
その緩みを捨てました。とにかく勝つことを意識するようにしたんです。
これにより、集中力も身につけることができました。
Aフライトになると適当に投げていても、ある程度狙ったところに入ってしまうものです。
そのため、ゲームに集中する。という行為を疎かにしていたのです。
「ダーツでは集中することが大切」という、駆け出しプレーヤーでも知っていることを忘れていたんですよね。愚かな…。
甘えを捨てる
集中力を得るとともに甘えを捨てました。
例えば01ゲームでブル→ブルと続いたとしましょう。
Aフライトだった頃の私は「次もブルに入ればいいなぁ」なんて甘い考えで三投目を投げていました。自分に逃げ道を作っていたのです。
「絶対に三投目入れる!」と心に決めて集中して投げたのに、外してしまったら嫌じゃないですか、なんか恥ずかしいし。
そんな嫌な思いをしない為に「次もブルに入ればいいなぁ」なんてクソ甘い考えで投げていたのです。
そんな考えでは自分の限界を超えることなんてできません。
入れると決めたなら入れる。
最初は上手くいかないこともあるでしょうが、これも練習です。
とにかく「絶対に入れる!」これを腹に決めて投げることにしていました。
ワンブルの積み重ねがAAに近づく
ちょっとスタッツ的な話もしましょう。
AAフライトになるための01スタッツって95なんです。(ダーツライブ)
つまり、基本的にはロートンをベースに投げていく必要があるんですよね。
しかし、私は毎回必ずロートンを出せるかという話。
答えは「NO」です。
AAフライトでもエイムが合わなくて一投目、二投目を外すこともあるでしょう。
この時、「最後は絶対にブルに入れる!」と決心して決めるのがAAフライト、「入るといいなぁ」と思って外してしまうのがAフライトです。
このワンブルとノーブルの違いは大きい。
こういった小さなワンブルでも積み重なってレーティングの1〜2の差を生むんですよね。ちょっとした意識改善、大切。
余計な練習を捨てる
集中つながりでもう一つ。
余計な練習を捨てました。
集中力が大切なのにダラダラ練習するって矛盾してるなぁと思ったんですよね。
私の集中してダーツを投げられる限界は1時間。1時間おきには休憩を挟むようにしましたし、1日の練習は基本的に2時間に止めることにしました。
その代わりに、毎日練習することを目標にしていましたね。人によって最適な練習時間は違うと思います。自分に合った練習時間を探すのも大切ですよ。
ただ、一つ言えるのはAAフライト以上の方って例外なく練習量がすごい。無理矢理でも時間を作って練習しているんですよねぇ…。
やっぱり上達したいのならば、それなりの練習量というのは必要なのだのだと思いますよ。
理想を捨てる
もう一つ、私がAAフライトになれた大切な考え方があります。むしろ、これが一番効いたかな。
それが「理想を捨てた」ということです。
ダーツをやっている人なら誰もが、憧れのプロプレーヤーっていると思います。
憧れのプロのように投げたい!と思うのは当然のこと。
もちろん、上手い人の真似をするのは上達する上で大切なことなのですが、盲目的にプロの投げ方を真似するのはダメだったのです。
例えば、私はギャリーアンダーソンに憧れていました。
彼のようにシンプルに美しく投げたい。いつまでもそんなことを思っていました。
ただ、人には合う合わないがあります。
私にはギャリーアンダーソンの投げ方はどう考えても無理だったのです。
しかし、頭の片隅にはいつもギャリーがいる。いつまでも彼の投げ方に囚われていたのですね。
途中で気づいたんです。私の一番の目標は何だ?と。
私の目標はAAフライトになること。決してギャリーアンダーソンになることではありません。
それならば、理想は捨てよう。現実と向き合おう。そう考え始めた瞬間に私のAAフライトへの練習が初めて始まりだした気がします。
そこからは自分に素直に。自分にとって投げやすい投げ方は何だ?
自分が一番自然に投げられるフォームは何だ?と考え始めたんですね。
今までは投げ方が好きじゃないから、と敬遠していたプロも食わず嫌いせずよく見て、自分に取り入れられそうだったら吸収する。それを繰り返しました。
最終的に一番参考になったプレーヤーがカイルアンダーソン。
一年前の私だったら見向きもしなかったプレーヤーです。(ギャリーとは全く違うフォーム。私の憧れとは程遠い(笑))
ギャリーのような投げ方こそ手に入れることはできませんでしたが、AAフライトになることは出来ました。これも理想を捨てて現実と向き合った結果です。私はこれで良かったと思っています。
AAフライトになるキッカケを探そう
以上、私がAAフライトになるために考えたこと、実践したことでした。
まとめると
- 意識改善をして緩みを捨てる
- 甘えを捨てる
- 余計な練習を捨てる
- 理想を捨てる
私のAAフライトになれたキーワードは「捨てる」でした。
限界を超えたい!と思っている方は、自分にとって不必要なものを捨ててみるというのはどうでしょう?
捨てた先にに何かが見えてくるかもしれません。
追記:Rt.14になりました。
苦労の末、Rt.14になることができました。