なよダーツ。

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まだダーツでユーミングやってるの?ユーミングのメリットと必要性について

ダーツにおけるユーミングについて

「ユーミング」 

ユーミングって、なじみのない言葉ですよね。

私もダーツを始めて、半年以上たってから知った言葉の一つです。

 

セットアップ←分かる

テイクバック←分かる

フォロースルー←何となく分かる

ユーミング←???

 ってなりません?(笑)

今回はそんな謎の行為「ユーミング」についてです。

そもそもダーツのユーミングとは何か?

ユーミングの定義は2つあります。

  • ダーツを構えて狙いを定めること
  • ダーツを投げる前に、ポンポンと前後にリズムをとること

 この二つ。一つの言葉に2つの意味を持たせるのは止めてほしいですね。

 

ちなみに私の中のユーミングは後者の方。

ダーツを投げる前に、ポンポンと前後してリズムをとる行為のことをユーミングと言っています。

 このブログでユーミングと言ったら、こっちの方を指しますので、以後よろしくお願いします。

 

前者の「ダーツを構えて狙いを定めること」は私の中では「セットアップ」に含まれているんです。まぁ、若干意味が変わってくるのですが。

 

ユーミングの具体例

さて、話を戻しましょう。ユーミングでしたね。

「ダーツをポンポン?意味わかんねーよ!」と言う方もいるでしょう。

では実際に投げている様子を見てもらいましょうか。

こちらは日本のトッププロ「知野真澄選手」です。見本のような丁寧なユーミングをします。

ダーツプロの知野真澄選手のユーミング動画

日本ではかなり主流なテクニックの一つです。

ユーミングと言う言葉を知らなくても、「俺、やってるやん!」と言う人もいることでしょう。

それくらい日本では当たり前に行われているのがユーミングなのです。

 

ダーツでユーミングをするメリット

ユーミングをするメリットって何なんでしょうか。

私は2つあると思います。

  • 簡単に脱力できる
  • リズムづくり

 この2点。1つずつ解説していきましょうか。 

簡単に脱力できる

ダーツの投げ方の一つの理想がフィルテイラーだと思っています。もちろん異論は認めますが。

 

彼のスローは至ってシンプル。

  1. ダーツを目の前に構える。
  2. 狙いを定めて止める。
  3. 投げる。

この3ステップ。

 ダーツプロのフィルテイラーのスロー動画

ただ、やったことがある人は分かると思うのですが、この投げ方ってメチャクチャ難しいんですよね。

特に、狙いを定めて止める→投げるこの流れが非常に難しい。

 

どうしてもダーツを止めたときに体中の筋肉が緊張してこわばるんですよ。

そのせいで、ダーツで大切な「脱力」が出来ずに、硬いスローになってしまうのです。

フィルテイラーのようなスローができる人は生まれ持った才能か、血のにじむような努力でしょうね。私も諦めましたし。

 

ただ、狙いを定めて止める→投げるの中にユーミングを取り入れると比較的簡単に脱力を実現することができます。

一度ダーツを前に押し出すと、緊張していた筋肉がほぐれるからなんですね。

さらに、フォロースルーも伸び伸びとなるのです。

 

つまりユーミングは簡単に脱力を実現できるテクニックと言えます。

リズムづくり

ダーツをやっていると途中で気づくこと。ダーツって音ゲーじゃね?と。

投げるリズムがかなり重要なんです。

 

ただ、私のようにリズム感覚がないと、投げるリズムを作るのが難しい。

ココでも活躍するのがユーミングなんです。

 

ユーミングを使っているプロを見ていると分かるはず。

彼らのユーミングって一定なんです。

人によってダーツを前後させる数が1往復だったり、2往復だったりしますが、この往復数、テンポが一定なのです。

 

もちろん脱力と言う意味もあるでしょうが、彼らはユーミングによってリズムを作っているといっても過言ではないでしょう。

ユーミングはリズムづくりにも役立つわけです。

 

ユーミングの弱点

今までの記述から、あなたの心の中は「ユーミング イズ ゴッド!」となったはず。しかし、ユーミングにも弱点があることを忘れないでください。 

ユーミングをすると安定感に欠ける

ユーミングをするとダーツの安定感に支障が出ることがあります。

これでしょうね、一番の弱点。

 

ダーツは動作をシンプルにして再現度を高めていく競技。

そう考えると、ユーミングの動作って本当に必要?となるわけです。ユーミングしなくてもダーツは投げられますからね。

 

早い話、ユーミングしなくても脱力ができて、リズム作りもできるのだったらユーミングは必要ないってことですね。

 

現に、世界のトッププレーヤーの多くはユーミングを行っていない選手が多い。

フィルテイラー、ガーウェン、アンダーソン、ピーターライト…。

名だたる強豪たちはユーミングをしません。

 

結局ユーミングは必要なのか?

正直、こればっかりは分かりません。

ソフトダーツではユーミングをする選手が多いから、ソフトダーツにはユーミングが有用なのかもしれません。

(ただ、ハードダーツプレーヤーってソフトダーツやらせても強いんだよ!)

 

日本のダーツは発展途上のところがありますからね。

これから日本ではユーミングをしないダーツが流行るのかもしれません。

もしくは浅田選手あたりがPDCプレーヤーをユーミングダーツでボッコボコにするかもしれません。(そしたらユーミングをするダーツが世界的に流行るのかな?)

 

これからのユーミングの扱いが非常に気になるところです。

 

あなたにとってユーミングは必要か?

ただ、一つ言っておきたいのは、あなたのユーミングは必要ですか?ってこと。

ユーミングをする目的が明確にあるならユーミングをぜひともするべきです。

 

しかし、プロがみんなしているから、周りがみんなしているからユーミングするんだ!と言う人は一度ユーミングを捨ててみると再発見があるかもしれませんよ。

 

私自身、伸び悩んでいたころにユーミングを捨てたことでレーティングをガツンと上げたことがあるので…。現在もユーミングなしでダーツをしています。もちろんこれからも変わるんでしょうがね。

 

以上、ユーミングのメリットと必要性のお話でした。