ダーツにハマると誰しもこんなことを考えませんか?
- ダーツでお金を稼げないだろうか?
- ダーツを仕事にできないだろうか?
ダーツを仕事にする方法は何種類かあります。
ダーツプロになって稼ぐ、ダーツショップの店員になる、ダーツ関係の会社に就職する…。などなど色々と考えられますよね。
その中でも始めやすいのがダーツバーで働くという選択肢です。
今回はダーツバーでアルバイト経験のある私がダーツバーバイトについて語り尽くします。
ダーツバーバイトに興味がある方、始めてみたい方は是非参考にしてください。では、行ってみましょう!
ダーツバーバイトの始め方
まずはダーツバーバイトを始めるための最短距離の話。
ダーツバーバイトの始め方は主に2つあります。
- 大手求人サイトで探す
- 直接ダーツバーに連絡する
それぞれ特徴と攻略について解説します。
大手求人サイトで探す
第一にやってみて欲しいのは大手求人サイトで「ダーツ」と検索をかけてみることです。
ダーツバーも一つの飲食業ですから、人手不足であることが多いです。
特に大きな規模のダーツバーだと常に募集がかけられていることもあり、割とたくさん検索に引っかかります。 バ●ースやB●e、デ●タなど誰もが一度はプレイしたことがあるであろう規模が大きめのダーツバーが見つかるはずです。
コツとしては飲食業で広くジャンルを指定して「ダーツ」と検索をかけること。
ダーツバーによっては、バーや居酒屋と言ったジャンルではなく、レストランというジャンルで登録していることもありますからね。
オススメ求人サイト
とりあえず大手のバイト求人サイトに登録してガンガン検索をかけていくことをオススメします。
特にオススメは下記の3つの求人サイトです。
ダーツバーを含め飲食はスタッフの入れ替わりが激しい業界でもあります。
そのため、何件かバイト求人サイトに登録して小まめにチェックすると良いと思います。
求人サイトのマッハバイトは件数は少なめですが、バイトが決定すると1万円のお祝い金がもらえます。
とりあえず登録して小まめにチェックする癖をつけると良し。
直接ダーツバーに連絡する
ダーツバーのバイトを探すもう一つの方法が直接ダーツバーに連絡することです。
小規模なダーツバーは大手の求人サイトにバイト募集を載せていないことも多いのでワンチャンあります。
ダーツの知識(技術)または、お酒の知識がある人ならば即戦力なので即採用という可能性もありますね。
採用確率を上げるには店に行こう
直接ダーツバーに連絡を取ると言っても、グーグルマップで近隣のダーツバーに手当たり次第に「雇ってください!」と営業をかけるのは無謀。
最低でも一度は申し込むダーツバーに行くべきだと考えています。
というのもダーツバーにはさまざまなタイプがあるから。
- ダーツガチ勢が練習場として練習している店
- ダーツをパーティーゲームの一つとして置いている店
- ダーツがあまり稼働しておらず、お酒メインの店
一言にダーツバーと言っても、このようにコンセプトは大きく変わります。
実際に行ってみることで、そのダーツバーのコンセプトが掴めますし、自分にあったダーツバーなのか分かるでしょう。
常連になると尚よし
理想を言えば、ダーツバーに何度か通って常連になるのがベスト。
個人経営の小規模ダーツバーは、スタッフを5〜20人くらいの少人数で回しているケースが多いです。
また、客も常連が6割とも言われるほど、常連客によってお店は支えられています。
つまり、結構小さな人間関係の輪でお店は回っています。
経営者としては、この人間関係の輪の中で馴染めるるスタッフを探しています。
常連になって、他の常連さんとも仲良くして、人間性も問題ないと分かってもらえれば、バイトの採用確率はグッと上がるでしょう。
私も行きつけのダーツバーが「人手不足だから手伝ってくれる?」と言われたことがバイトの始まりだったよ。
ダーツバーバイトの採用ルート
以上をまとめると、ダーツバーバイトを探す手順としては以下の通り。
こんな流れがベスト。是非お試しください!
ダーツバーバイトは何をするの?
次はダーツバーバイトの業務内容についてお話しします。
ダーツバーも業務内容としては他の飲食店やバーとほぼ同じです。
- ホールと呼ばれる、お客さんと接客をするスタッフ
- キッチンと呼ばれる、厨房で料理を作るスタッフ
大きく分けるとこの2種類の役割があります。
ただ、ダーツバーは小規模なケースも多いので、どちらの役割もこなすケースもあります。
そう考えると意外とやることの幅は広いかもしれません。
傾向としては、小規模のお店は接客やドリンク作成がメイン。
規模のあるお店ならダーツのセッティングや料理がメインになるでしょう。
具体的なダーツバーの業務内容
実際に私が働いていたダーツバーのスタッフの仕事を挙げるとこんな感じ。
- 店のオープン作業(店の掃除、お酒の補充、料理の仕込みなど)
- ドリンク作成(カクテル作り)
- 料理
- 接客(お客さんとお喋りなど)
- 皿洗い
- ダーツの対戦、ゲームのセッティング、アドバイス
- カラオケがあったので、カラオケ関連の仕事
- お酒を消費するための肝臓くん
- 店のクローズ作業(掃除、売上金計算、掃除)
割となんでもやるイメージです。
私が働いていたのは20人前後を収容できる小規模なダーツバーだったので接客とドリンク作りがメインでした。
私は得意分野を活かして、フライヤー作りとかサイト運営とかもやっていたよ笑
ダーツバーの給料について
次は働くからには大切な給料の話。
ダーツバーの時給は基本的には東京都内では1000円前後が多いように思います。
ただし、ダーツバーは深夜帯に働くことも多いので深夜手当も念頭に入れましょう。
法律では夜22時〜翌5時に働いた場合には25%増しで時給が支払われるようになっています。
つまり、1000円の時給であれば深夜手当も含めて時給1250円になるということ。
バイトの時給としては結構高額ですよね!
しっかりと稼ぎたい人は夜勤も上手く使えばガッツリ稼ぐことも可能です。
また、ダーツバーは割と実力主義なお店が多い。
ダーツのプロライセンスを取る、お酒の知識を身につけてバーテンダーとして技量を上げるなどをすれば、交渉次第で時給を上げてくれることも。
向上心があるならば自分のスキルを上げることも考えてみて!
ダーツバーとお酒の話
では、これは意外と聞かれることも多いので、ダーツバーとお酒についての話をしていきます。
私のダーツバーバイトの経験からお酒について裏話までお届けしますので、ぜひ参考にしてください。
お酒は飲まなくてはならない?
ダーツバーバイトはお酒を飲む機会があるのでしょうか?
お酒に関しては、正直お店によってマチマチです。
大規模なダーツバーは、お客さんとダーツ対戦を禁止していることもあり、お酒を飲む可能性は低めと言えます。
ただ、場を盛り上げるために飲む必要があったり、お祝いで飲むこともあるので、一概には言えません。
個人経営の小さめのダーツバーは、高確率で飲むことになると言って良いでしょう。
ダーツバーは良くも悪くも罰ゲームがつきもの。
負けたらテキーラショットはよくある話です。
文化とイベントで飲まざるを得ない状況も
バーではお客さんがスタッフにお酒を奢るという文化もよく見られます。
ダーツバーも例外ではなく、仕事帰りのお客さんに「おつかれさまー!一緒に乾杯しよう!」と誘われることは多いです。
他にもバースデーイベントなどのイベントはお酒から逃れられないことも多いです。
やれシャンパンだ、やれコカボムタワーだと、お祝いのお酒を余すことなく飲み切るために肝臓としての役割を担うこともあります笑
良くも悪くもお酒から逃れられないのがダーツバーの宿命だと思っています。
お酒が飲めないとダーツバーで働けない?
お酒が飲めない人はダーツバーで働けないのでしょうか?
未成年だったり、お酒が飲めない体質の方でもダーツバーで働きたい気持ちもよく分かります。
ぶっちゃけ、ダーツバーのスタッフとして働く以上、お酒は飲めた方が良いのは確かです。
単純にお酒が飲めるだけでもお客さんと距離を縮めることができます。
お店としてもお客さんの客単価を上げるという意味でスタッフに飲んでもらった方が売り上げが立つという経営上の理屈もあります。
かと言って、お酒が飲めない人がダーツバーで働くことを諦めるのはまだ早いです。
お店にどう貢献できるかを考える
お酒が飲めないならば、その分どのようにお店に貢献できるのかをしっかりと考えましょう。
- ダーツが上手い、ダーツの知識がある
- 料理が得意
- 接客には自信がある
など、お酒が飲めない分をしっかりとカバーできれば採用の可能性は十分にあります。
あとは、履歴書をしっかりと書くこと!
私はバイト面接にも少し関わっていましたが、ダーツバーだからなのか、夜職だからなのか、舐めた履歴書を書いてくる人がいかに多いか…。
履歴書の書き方はググればテンプレートで良い例がたくさんあるのに、きったねぇ字でグチャグチャに書いて来やがるやつが多い。
逆に言うと、ここら辺をしっかりと書いて、信用できる人だと伝えることができれば、周りに差をつけることができます。
当たり前のことなんですけどねぇ…。
面接で正直にお酒が飲めないことを伝える
中には、採用してもらいたいがために「お酒が飲める」と嘘をつく人もいます。
いずれはバレますし、辛い思いをするのは自分なので、必ず面接の時に「お酒は飲めません」とハッキリと伝えましょう。
採用してもらいたいからと言って、”あまり”お酒が飲めないとか、”お酒が苦手”などと言葉を曖昧にすると後悔することになります。
特にダーツバーで働いている人は感覚がバグっていること多いです。
- あまりお酒は飲めない=テキーラ5杯くらいしか飲めない
- お酒が苦手=飲ませているうちに慣れる
とズレた捉え方をされます(笑)
正攻法でお店に採用してもらうための努力を!
ダーツバーで働くメリット・デメリット
私が実際にダーツバーで働いて感じたメリットとデメリットの話もします。
結論から言うと、個人的にはダーツバーは神バイトでした。
色々なバイトを経験してきましたが、最も楽しくて自分にとってプラスになったバイトと言えます。
いくら神バイトでもキツかったことがあるのも事実。
しっかりとメリットとデメリットを紹介していきます。
ダーツバーで働くメリット
ダーツバーで働いて感じたメリットは以下の通り。
- ダーツのモチベーションアップ
- お客さんと仲良くなれる・学びがある
- 髪型・ファッションに寛容
- お酒に詳しくなれる
- お酒が飲める
- シフトの幅が広い
それぞれ解説していきます。
1.ダーツのモチベーションアップ
一番のメリットはやはりダーツのモチベーションアップです。
上手い人から出会うことも多いので、投げ方を観察したり対戦して学ぶことも多いです。
加えて、お客さんから「ダーツが上手い!」と言われるとシンプルに嬉しいですし、また頑張って練習しようというモチベーションにもなります。
正直、私はダーツバーの仕事を最後まで仕事と捉えることができませんでした。普通に楽しくて自ら出勤していました。
好きなことを仕事にできると言うのは、本当に素敵なことですね。
2.お客さんと仲良くなれる・学びがある
普通の飲食店に比べてお客さんと会話する機会が多いのがダーツバーの面白いところ。
ここまでお客さんと密な関係を構築できるのはバーの強みですね。
普通の飲食店なら、お客さんと話す機会なんてほとんどないと思いますし、毎日でも来れると言うのがバーの一番の特徴ですから。
さらに、ダーツバーは学生から社会人まで幅広い年齢層の方や職種の方が来るので、本当に色々な話が飛び交います。
お客さんに人生相談に乗ってもらったことすらあります。
あと友達もできやすいです。
ダーツバーに来るということはスタッフ、お客さんに限らずダーツが少なからず興味がある人です。ダーツ友達はすぐにできます。
ダーツバーバイト時代のお客さんと今だに遊びに行ったりするよ。
3.髪型・ファッションに寛容な店が多い
ダーツバーは髪型やファッション(ピアス、ネイル、タトゥーなど)が比較的自由な店が多いと言う特徴があります。
せっかくなら自分が好きで、テンションが上がるファッションで働きたいですよね。
普通の飲食店ではこの手のファッションは厳しいルールが設定されていることが多い中、ダーツバーの一つのメリットと言えます。
私が働いていたダーツバーでは服装は黒のTシャツ+黒パンツが規定のルールとしてありましたが、あとは割と自由でした。
オシャレしながら働きたい大学生にも人気がありましたね。
私自身、金髪でしたし、仲間の中には赤髪や青髪なんて人も…笑
4.お酒に詳しくなれる
ダーツバーで働いていると酒に詳しくなれるのもメリット。
知識がつくのはもちろんですが、自分で美味しいお酒を作れるようにもなります。
最初は簡単なお酒から作り始め、段々と難しいシェイカーを使ったお酒などにも挑戦していきます。
お酒はとにかく奥が深い世界。
お酒作りがあなたの新しい趣味になるかも…。
5.お酒が飲める
これはメリットにもデメリットにもなりますが、ダーツバーではお酒を飲みながら働くことができます。
お客さんからドリンクをもらって一緒に飲みながら話をしたりと、一見すると仕事なのか遊びなのか分からない場面は多々あります。
言ってしまえば、お酒飲んで遊びながら給料も貰えると言う、一見すると夢のようなバイトなのです。
もちろん美味しい話だけではなく、お酒を飲むからこそ大変なこともあります。
ここら辺は後述のデメリットで詳しく解説します。
6.シフトが幅広い
ダーツバーはシフトの幅の広さにも特徴があります。
お酒を提供するので、夕方から翌朝までの営業時間が基本です。
しかし、最近では昼はカフェ営業をして、夜からはバー営業という業態チェンジをするお店もあります。
深夜料金の給料でガッツリと稼ぎたいという方から、カフェ営業で規則正しく働きたいという人まで、意外と選択肢が多いバイトだと言えます。
ダーツバーバイトのデメリット
個人的にはダーツ好きにダーツバーは神バイトだと思っています。 ただ、少なからずダーツバーバイトのデメリットもあるので、正直にお伝えします。
ダーツバーで働くデメリットは以下の通り。
- お酒を飲むのがキツイ
- 生活リズムが崩れやすい
- 癖の強いお客さんが多い
それぞれ解説します。
1.お酒を飲むのがキツい
ダーツバーとお酒はどうしても切っても切れない関係にあります。 スタッフとして働く以上、お酒を飲まなければならない状況には出くわすことになるでしょう。
最初こそ「タダ酒ラッキー!」くらいの気持ちですが、連日飲み続けていると流石に体が悲鳴を上げ始めます。
1週間連勤をしていた時はアルコールが体に常に入っていて、常時二日酔い状態でした…。
こうなってくると、ガチで健康にも悪いですし、長く続けることができません。
適度にアルコールを抜く工夫が必要と言えるでしょう。
また、いくらお酒を飲んで楽しくなったとしても仕事は仕事。
業務中はお客さんに失礼の無いように気を張らなくてはなりませんし、どんなに二日酔いがキツくても出勤しなければなりません。
ある意味、遊びと境界線が曖昧になってしまうからこそ、しっかりと仕事という気持ちを忘れずに業務に当たる必要があります。
2.生活リズムが崩れやすい
深夜営業が多いので、ダーツバーのバイトは生活リズムが崩れやすいのもデメリットと言えるでしょう。
特に、学生だったり副業としてダーツバーで働く場合は本業の方に支障が出ることもしばしば。
また、前述の通りお酒を飲まなければならないことも多いので、睡眠の質も下り気味になります。
さらに、早番と遅番が入り乱れるシフトを組むと、生活リズムは崩壊します。
本業がある方は、生活リズムを極力崩さないように、しっかりと計画性を持ってシフトを組むことが大切です。
3.癖の強い客多め
ダーツバーで働いていて思うのは、割と癖の強いお客さんが多いという点です。
もっと言ってしまえば民度の低い客が集まりやすい場でもあります。
理由としては、ダーツバーはオーセンティックなバーに比べても、料金体系が安いことが多く間口が広いのが理由でしょう。
飲み方がイマイチ分かっていない大学生から、安く飲みたいサラリーマンまで客層は様々です。
加えて、ダーツバーは飲み会の2軒目、3軒目と使われることも多いので、酔っ払いが来ることも多いです。中には泥酔状態で来る人も…。
そう言った客に対して適切な対応ができるのかは難しい。
正直、お店の民度はスタッフがコントロールするのが不可能。
料金体制、立地、お店の雰囲気などバイトではどうしようもない要素が絡むからです。
だからこそ、申し込むダーツバーに一度は足を運んで、どんな客層が来るのかはチェックしておくべきですね。
以上がダーツバーで働いて感じたメリットとデメリットです。
個人的な一番のメリットは「ダーツを仕事にできる点」。
一番のデメリットは「生活リズムが崩れやすい点」です。
ご自身が働いた時のメリットとデメリットを天秤にかけてみてください。
まとめ:ダーツバーのバイト
私が実際にダーツバーで働いて得た知見を全て公開しました。
一概に「素晴らしいバイト」とは言えませんが、ダーツに関する仕事がしたいという人には神バイトであることは間違いありません。
私はお酒がそこまで強い体質ではないので、長く続けるのは難しいと思ったものの、今までのバイトの中で最も充実感がありました。
「ダーツに関わった仕事がしたい!」そんな人は是非ともトライしてみてください!
その他、ダーツバーのバイトに関する質問がありましたらお気軽にコメントやツイッターにお願いします。できる限りサポートしたいと思います。