2020年2月に発売されたフィットフライトの新たな刺客「フィットフライト プロ」。
正直レビューをお送りします。
フィットフライトプロとは?
フィットフライトは元々、コスモダーツが発売する成型フライトです。
- 着脱簡単なプッシュイン機構
- 異常に種類豊富なシャフト
- シンプルな構造
と、初心者からも上級者からも人気の高いフライトですね。
通常のフィットフライトのレビューはこちらから
そんなベストセラー「フィットフライト」が発売してから4年…。
フィットフライトに新たな仲間「プロ」が加わったと言うわけです。
色々とウリがあるみたいなので、実際に使ってみた感想とともにご紹介します。
しなやか
フィットフライトプロを手に取った時の一番初の感想がめちゃくちゃしなやかでした。
今まで沢山の成型フライトを使ってきましたが、この柔らかさは未体験。
フライトを極力薄く作っていてグルーピング的にはかなり良いですね。
コンドルフライトも柔軟ではありますが、反発力が強く、グルーピング時にはバイーンとなってしまうことがあります。
フィットプロはサクサクとグルーピングしていく感じが楽しいです。
エアーと同等の軽さ!
あと、軽量なのも嬉しいです。シェイプ形状で比較すると
無印 | 0.86g |
---|---|
エアー | 0.60g |
プロ | 0.68g |
エアーと肩を並べるほどに軽く作られていました。
バレルを極力前重心にしたい方、重いフライトが苦手な方にオススメできるかと。
高耐久性
プロは柔らかすぎて一瞬でボロボロになりそうな予感すらしていました。
しかしその点は公式サイトによると
- 格子状の骨組み
- 外周部の肉増し
によって高耐久を実現しているとのこと。
実際に投げてみると格子状の骨組みのおかげか、予想以上に長持ちしています。
エアーと同じですぐにボロボロになると思っていたので驚き。
壊れ次第、追記したいと思いますが無印フィット並には耐久度がありそうな予感。これは企業努力の賜物や!
豊富なフライト形状
フィットフライトプロは異常な種類のフライト形状を取り揃えています。
その数、全部で18種類!
シャフトの長さの展開といい、コスモダーツはカスタマイズ性を重要視しているのでしょう。
どれを選べば良いのかわからない!
一つ問題がありまして、形状が独自規格で分かりにくいんですよ。
形状名もアルファベットと数字の組み合わせで如何せん取っ付きにくい。
S-1だのD-2だのV-3だの…。一体どこのドロイドですか?
有名な形状と同等の面積を持つフィットフライトプロをまとめたリストを作っておきましたので、困ったときは参考にしてください。
S-5 | スタンダード |
---|---|
S-4 | シェイプ |
D-3 | ティアドロップ |
V-5 | カイト |
V-1 |
スーパーカイト |
私は一番慣れ親しんだS-4(シェイプ)を買っております。
形状こそ違和感がありますが、投げた感じはまさしくシェイプ。
フライトの面積によって飛びは変わるんだなぁと再認識しました。
ちょっと変わった形状に挑戦しよう!
フィットフライトプロはせっかくフライト形状が豊富なので、一風変わった形状を選んでみることをオススメします。
まずはDシリーズ。
Dシリーズはいわゆるティアドロップ形状です。ティアドロップだけで6種類って正気じゃねーよ…。
個人的に一番気になるのが「S-6」。
スタンダード形状よりもさらに大きなフライトになっています。
でっかいフライトで安定感たっぷりに飛ばしたい!そんな願いを叶える一品。
通常フィットフライトとの比較
最後に従来のフィットフライトとの価格的な比較を。
無印 | 500円 800円(6枚セット) |
---|---|
エアー | 600円 |
プロ | 650円 |
やはりプロが一番高価ですね。
と言っても、エアーと50円しか違いがありません。
エアーよりも耐久度が高く、エアーと同等の軽量さ。
完全にエアーを食いに来てやがる…! これじゃ、エアーが完全にいらない子…。
まとめ:フィットフライトプロの立ち位置
実際にフィットフライトプロを使ってみて立ち位置がわかってきました。
おそらくコスモダーツはこの商品を初心者向けに作ってはいません。
初心者だったら確実に無印フィットを使ったほうがコスパも良いでしょう。
これらを踏まえると、フィットフライトプロが合っている人はズバリ「ダーツ玄人」でしょう。
- フライト形状を一通り試してニッチな形状を使いたい人
- コスパ良好な軽く薄いフライトを使いたい人
ここら辺の人は刺さりそうです。
個人的には前重心のセッティングが好きなので、軽くて丈夫なフィットフライトプロは大歓迎!コスモさん、良い商品作ってくれました。