前々から気になっていたダーツ用チップ「フィットポイントプラス」。
独特な形状、独特なパッケージ。
気になるものの、何となく手が出しづらいチップでありました。
しかし、新しいチップに手を出したくなり購入。
今回はフィットポイントプラスをレビューします!
フィットポイントプラスは色々と独特
まずはパッケージ。
ダーツ用チップの多くは、ジップロックに雑多に入れられて販売されていますが、フィットポイントプラスはプラスチックケースに入っています。この時点で不思議。
仕組みは「もぎもぎフルーツグミ」
そして何と言ってもチップの形状ですよ。
「な、なんじゃこりゃー!」。
左右対称にニョキニョキ生えたチップたち。ムカデ?
この左右の一つ一つがチップになっており、使う時にはポキポキと折っていきます。
そうですね、構造的には「もぎもぎフルーツグミ」です。
フィットポイントプラスの折り心地
実際に折ってみました。
ポキっと…。
「んはーー!気持ちいいぃぃぃ!」
ちょうど良い力加減でポキポキ折れます。これは癖になりますよ…。
梱包材のプチプチを押したくなる気持ちに似ています。全て折ってしまいたい。
チップがバラバラになっていないので、ダーツケースによっては収納が楽です。
散らかりにくく、持ち運びも便利ですね。
幹部分にも工夫が!
そして、ゴミかと思われたチップとくっついている幹の部分。幹にも一工夫が。
ネジのような部分があり、チップを固く締めることができるのです。(プラスツールと呼ぶらしい)
チップの根元部分の十字架の凹凸に合わせて回すと楽にチップを回すことができます。
良く考えられてるなぁ…。
しかもこのプラスツール、コンドルチップにも使えます笑
謎の互換性に大いに笑いましょう。
フィットポイントプラスの詳細
チップを詳しくみていきましょう。
チップの先端部はマットな質感。サラサラとしています。
一方の根元部分はプラスチックのツルツルな質感です。
先ほどのネジを回すための十字架の切れ込みが入っていますが、さりげなく入っていて違和感はありませんでした。
チップに指をかける派も大きな違和感なく使えると思います。
そして、ここの緩やかなカーブが個人的にはツボ。
ここに指を置くと非常に収まりが良いのです。
使いやすい王道チップ!
肝心のフィットポイントプラスの使い心地について。
正直、かなり使いやすいチップでした。刺さりやすさはピカイチ!
荒れたダーツボードにもしっかりと刺さってくれます。
エスダーツのレビューでは「刺さりすぎて抜くのが大変」という声も上がっていましたが、個人的には気になりませんでした。
刺さりやすく、抜きやすい良チップです。
耐久度も悪くない。なかなか折れることもなく、長く使えます。
感覚的にはコンドルチップと似ている高性能チップであると感じました。
8円/本の圧倒的コスパ
しかも、驚くべきはコスパの高さ。
50本入りで400円(税抜き)。1本あたり8円です。
この記事を見れば分かりますが、最近のチップは1本10円以上の値段がします。
10円を切るフィットポイントプラスのコスパの高さは見逃せません。
勝手に割高だと思っていたのですが、チップの中ではトップクラスの安さでした。びっくり。
カラーリングは控えめ
カラーは、
- ブラック
- ホワイト
- レッド
- ブルー
- イエロー
の5種類。必要最低限のカラーリングといったところ。
色数を絞っていることも低価格に貢献しているのかもしれませんね。
個人的には全く問題なし。
コスパに優れた優良チップ
独特な形状で、奇を衒ったチップだと思っていましたが実際のところ
- 刺さりやすく、使いやすいチップ
- 耐久度も悪くない
- 圧倒的なコスパの高さ
とかなり優れたチップでした。
特に1本10円を切るコスパは本当に脱帽もの。フェイバリットチップになりそうです。
追記:フィットポイントプラスはボードを痛める!?
ツイッターにてフィットポイントプラスはダーツボードを痛める可能性があるとの報告をいただきました。
実際にアンケートを取ってみたところ、ダーツボードを痛めてしまうと感じている人が結構いて驚きました。
フィットポイントプラスはダーツボードの穴を広げやすいと聞きました。
— なよカエル@ダーツブログ (@nayokaeru) 2019年3月20日
質問です!
「フィットポイントプラスはダーツボードを痛めやすい?」
半数の人がフィットポイントプラスはダーツボードを痛めやすいと感じているのは偶然では無いと思います。
ダーツボードの規格に合っていない?
ダーツボードを痛めやすいと言われている所以が、
「ダーツボードの規格に合っていないのでは?」という疑惑。
セグメントの穴を広げ、ダーツボードの消耗を早くしてしまうわけですね。
折れ方がエグい
あともう一つ気になったことがあって、フィットポイントプラスは折れ方がエグいのです。
基本的にチップの先端がセグメントにめり込んだ状態で折れます。
今まで折れた3本のチップは全てその折れ方……。
この折れ方をされると専用器具を使わないと折れたチップが未来永劫セグメントに残り続けます。
個人的には家練がメインなので、セグメントを痛める&チップ先がセグメントに残るは歓迎されることではありません。
う〜ん。刺さりやすさ、耐久度、コスパともにハイレベルなチップだっただけに少し残念。
もう少し様子見で使ってみますが、どうなることやら。
とりあえず、自己責任で使っていく必要がありそうです。