ダーツで大切なことは何ですか?と問うと
「毎回同じフォームで投げること」
「一つのフォームを貫くこと」
という人が沢山います。
私はこの考えは半分正解であり、半分間違っていると思っています。
今回はそんな「フォームを変えることは悪なのか?」について私の思っていることを書きます。
なぜフォームを変えてはダメなの?
そもそもフォームを変えてはいけない理由とは何なのでしょうか?
それはダーツの上達を阻害するからです。
ダーツの理想は「再現性の高いフォームを作り、毎回同じフォームで安定感を持って投げること」。
たしかに
一投目はフィルテイラー的投げ方
二投目は浅田さん的投げ方
三投目はマイケルヴァンガーウェン的投げ方
ではいつまでたっても上手くなる気がしません。
彼らが強いのは自分に合ったフォームを見つけ、そのフォームを極めたからです。
コロコロ投げ方を変えていては1つのフォームを極めることが困難になります。
よってダーツの上達が遅れる、上達しにくいと言うわけですね。
フォーム不変主義は正しい?
ダーツプロや上級者の人も「フォームは絶対に変えるな!」と言う人がいます。
それに感化され、フォームは絶対に変えないフォーム不変主義者がダーツ界隈には結構いるように思えます。
しかし、フォーム不変主義は本当に正しいのでしょうか?
もしも、あなたが「フォーム不変主義」で問題なくダーツを上達し続けているなら問題はありません。そのまま続けてもらいたいと思います。
ただ、一般人はそんなに上手くいかないのです。
泥臭くフォームを試行錯誤しながら自分に合ったフォームを探すことが練習なのだと思います。
一部天才がいることを忘れてはいけない
「いやいや、知り合いのプロ(上級者)はフォームを一切変えずにプロにまで上り詰めたんだよ!」と言われたこともあります。
確かにその通り。そんな人もいます。
ダーツを投げ始めた頃から自分にあったフォームを感覚で理解し、そのフォームを極めて高みに上り詰めることができる天才肌の人もいます。
ただ、これはほんの限られた人だと思います。
ほとんどの人は、
- 自分にこれが合っているフォームだ!
- いや、やっぱり違うわ…。
- 次こそ合っているフォームだ!
- いや、やっぱり違うわ…。
と永遠ループして少しづつ上達していくものです。
AAフライトにして投げ方定まらず
手前味噌ですが、私もAAフライトになりましたが、全く投げ方が定まっていません。
一日置きに投げ方が変わっていることもザラにあり、本当に回り道していると思います。
けど仕方ないですよね。別に私は天才でもなく、パンピーだったのですから。
ただ、フォームを変えつつも毎日している練習は積み重なっています。だからこそ少しずつ上達できているわけです。
フォームを変えることは怖い?
たしかに、フォームを変えることはリスクも伴います。
- 全くブルに入らなくなったらどうしよう…。
- レーティングが下がったらどうしよう…。
- 元のフォームすら分からなくなったらどうしよう…。
想像するだけで恐ろしいことばかりです。
フォームを変えることにも練習が必要!?
私はフォームを変えていくことは一種の技術だと思っています。
最初は上手くいかないかもしれません。
フォームを変えたら、調子が悪くなって以前よりも下手になり、元のフォームも分からなくなって…ということもあるでしょう。
ただ、そう言った経験を通してフォームを変えていく技術が成長していきます。
この範囲だったら元のフォームに戻ってこれるな、とか
どんなフォームでもワンブルは安定して入れられる感覚、などが分かってきます。
勇気を持って変えてみることも一つの大きな経験になると思いますよ。