完全に独断と偏見ですが、私にはダーツスローの理想像があります。
その理想像にほぼピッタリと合うスローを持っているのがPDCプレーヤーのダリルガーニーという選手。
今回はそんなダリルガーニーのスローを考えてみます。
ダリルガーニーとは
ダリルガーニーはPDCプレーヤーの一人。北アイルランドの強豪です。
2018年現在、32歳と言う若手プレーヤーでありながら現在PDCランキング5位。
非常に強く、安定感のあるプレーヤーですね。
顔立ちもキリッとしたナイスガイ。PDCプレーヤーの中だったら若かりし頃のゲイリーアンダーソンに並ぶイケメンだと思ってます。
あと、なんでかな。ガーニーはハリーポッターのスリザリンにいそうなイメージがあります(笑)
そしてスリザリンらしく試合ではヒール役になることが多いですね。
ダリルガーニーのスローについて
ガーニーのスローは非常にシンプル。
一番の特徴は、テイクバックをほぼしないことでしょう。
セットアップ後、そのままリリース。テイクバックはほんの気持ち。数センチのテイクバックに留めています。
テイクバックがない分、手首をフルに使ってダーツを投げています。
そして、スタンスはクローズドスタンス。後ろ足もスクエアでシンプル。半身に近い形で投げています。
PDCプレーヤーってクローズドスタンス多いですよねぇ。安定感と再現性の高さが人気の理由です。
グリップはこんな感じ。
3フィンガーでバレルを上下で挟む感じでしょうか?
手首を使うためにセットアップ時に手首を限界まで引いています。
ダーツのセッティングはちょっと面白い。
ガーニーの最新モデルはこれ。
全長54.6mmの典型的なロングストレート。しかし、シャフトも長いのです。(ロングストレートバレル+ショートシャフトが外国人はお好き)
槍投げのようなイメージで投げているのかな?
ガーニーのスローはダーツの完成形?
私のダーツスローの理想像というのがまさにダリルガーニーなのです。
結局のところ、ダーツはいかに無駄な動きを消すかが大切になってくると思っています。
ガーニーはテイクバックがありませんでしたね。このノーテイクバックが強いのではないか?と言う話。
ノーテイクバックのメリット
私も当たり前のようにしているテイクバック。
しかし、腕全体を使うテイクバックは大きな動作です。それだけ誤差ができてしまうもの。腕全体を振るのと、手首を振るのだったら、手首を振った方がブレは少なそうですよね。
スローはシンプルにして、再現度を極限まで高くしたい!というときはテイクバックは無くしてしまった方が良い、というのが持論です。
ガーニーのノーテイクバックの肝。
じゃあ、テイクバックをなくせばいいじゃない!
私もできることなら、テイクバックを無くしたい。しかし、これは難しいんですよねぇ…。
ガーニーのノーテイクバックの肝は手首の柔らかさと高身長だと思います。
手首の柔らかさ
本来はテイクバック時に貯める力を手首に全て委ねていることから手首の柔軟さは必要不可欠。
ガーニーのえげつない手首を使ったフォロースルーは私にはできません。
高身長からの投げ下ろし
めちゃくちゃ調べたんですけど、ガーニーの身長はよくわかりませんでした。
ただ、他の選手と比較しても180cm以上あるのは間違い無いと思います。
ガーニーのシンプルスローは、ターゲットに向けて振り下ろすような形を取っています。
私がガーニーのスローを完コピできたとしても、この身長差からダーツの起動は下に落ちてしまことでしょう。
つまり、私にはガーニーのスローは「無理」ってことです。ああ、悲しき。自分の理想像が目の前にあるのに叶わないのは悲しいものです…。
以上、私が考えるダーツの理想的なスローについての話でした。
ノーテイクバック強いと思うんだよなぁ。浅田さんも大城さんもノーテイクバックですし。
無理は承知でノーテイクバックの練習をしてみようかしら。手首が柔らかい&高身長って方は一度試してみる価値はあると思いますよ〜。