ソフトダーツで重要な立ち位置に存在する「クリケット」。
ダーツを上達する上でクリケットもしっかりと練習していく必要があります。
しかし、01ゲームと違い、様々な場所を狙わなくてはならないため、Aフライトを目指す上で苦戦している人も多いのではないでしょうか。
私が最近考え、実際に使っている「ちょっと卑怯な」クリケット戦略をお伝えします。
題して「ハイエナクリケット戦略」。
Aフライト以上を目指す人は是非ご覧ください!
- クリケットの18、16、15は捨てろ!
- ハイエナクリケの必須技術
- 20、19、17はトリプルを狙え!
- 18、16、15はきっちりシングルへ!
- Aフライトになるためのクリケット条件
- ハイエナクリケット戦略の強み
- ハイエナクリケット戦略の弱点
- 他言無用!ハイエナクリケ
クリケットの18、16、15は捨てろ!
さて、衝撃的なタイトルから始まったハイエナクリケット戦略。
「なんだって!クリケットナンバーの18、16、15は捨てていいのか!よーし!」
と早とちりだけはやめてください(笑)
簡単に言うとハイエナクリケット戦略では、20、19、17をメインに攻めていきます。
ダーツボードを思い浮かべてみてください。20、19、17に共通することはありませんか?
そう、これらのナンバーはセグメントが「縦」に配置されていますね。
この配置をうまく使ったのがハイエナクリケット戦略なのです。
ハイエナクリケの必須技術
このハイエナクリケでは一つだけ必須の技術があります。
それがダーツを投げた際に「横ブレをしない」こと。
これだけはしっかりとご自身で練習して身につけて欲しいです。
まっすぐに縦ラインを合わせる技術を習得するとクリケットが格段に楽になりますよ。
20、19、17はトリプルを狙え!
我々が縦ラインでダーツを投げられるようになると、20、19、17のナンバーは外すことがほぼ無くなります。
図を見てみるとわかりますよね。(黄色のラインが狙った縦ライン)
20、19、17でトリプルを狙ったとします。
縦ラインが合っていれば、トリプルから外れてしまってもシングルにしっかりとヒットしてくれることが確認できると思います。
これは理想的ですよね。トリプルを狙いつつ、保険をかけられているのですから。
縦ラインさえ合わせれば、最低でもスタッツ3以上を獲得することができるのです。
18、16、15はきっちりシングルへ!
「先ほど18、16、15は捨ててしまえ!」と言いましたが、あれは誇張です(笑)
いくらなんでも18、16、15を捨てていてはスタッツが下がってしまうでしょう。
私が言いたいのは、18、16、15はきっちりとシングルに入れると言うこと。
横気味に配置された18、16、15は縦ラインでトリプルを狙うのが非常に難しい。
これらは縦ラインが比較的長くとれるココらへんを目標に投げるのが良いと思います。
トリプルは基本的に狙わず、シングルにきっちり入れられるようにしたいですね。
Aフライトになるためのクリケット条件
Aフライトになるためのクリケットの条件はスタッツ2.9以上。(ダーツライブに準拠)
毎投シングルに入れることができればAフライトになることが出来るのです。
しかし、これは意外と難しいもの。
いくら大きなシングルとは言え、「毎投絶対に外してはならない」というプレッシャーは厳しいものがあります。
私も長期戦になると百発百中でシングルに入れ続けられるかと聞かれると自信がありません。
となると、トリプルを狙い。
ただ、闇雲にトリプルを狙っていては運悪くトリプルに全く入らないゲームは悲惨なスタッツを叩き出していることでしょう。
そこで、狙って良いトリプル、狙ってはダメなトリプルを分けたのが「ハイエナクリケット戦略」なのです。
別に全てのナンバーのトリプルを狙う必要はありません。
全てのナンバーのトリプルを狙わなくてはならないのはプロだけです。
ハイエナのようにでも少しずつ成功体験を積み重ねていくことがダーツ上達の秘訣なのだと思います。
ハイエナクリケット戦略の強み
この戦略にはいくつも優れた点があります。ご紹介します。
普段のブル練習すらもクリケットの練習になる。
ハイエナクリケは「縦ライン」で投げられる技術を身につければ良いので、普段のブル練習すらもクリケットの練習になります。
ブル練習でも縦ラインを気にしてブルを狙ってみましょう。
横ブレを極力抑えて投げられるようになる頃には、この戦略を使ってクリケットのスタッツも爆上げされることでしょう。
01、クリケを同時に練習できるので時間効率が非常に良いのです。
後のレベルアップにも使える
先ほど、全てのナンバーでトリプルを狙うのはプロだけ。と言いました。
ただ、ハイエナクリケット戦略でも練習を積めば18、16、15もトリプルに入れられるようになります。
縦ラインの精度を落とさずに、横ラインの精度を上げていけばいいのですからね。
18、16、15でもシングルに100%入れられるようになったら、少しずつトリプルに寄せて狙っていきましょう。
無理なくトリプルに入れる技術が育っていきますよ。
ハイエナクリケット戦略の弱点
基本的に優れた戦略だと思っていますが、弱点だってあります。
対戦相手によってスタッツが左右される
対戦相手によって、スタッツが大きく作用されてしまうのが一番の弱点でしょうか。
例えば、対戦相手が先行でT20、T19、T17の攻めのホワイトホースを出したとしましょう。
この時点で、ハイエナクリケ戦略の攻めは全て潰されます。お通夜です。
後半の爆発力がない
ハイエナクリケの性質上、最後のナンバー16、15で粘りが効きません。
逆転勝利が難しいのも弱点と言えるでしょう。
まぁ、こんな時は臨機応変に対応していくしかないのですがね。(一か八かT15を狙ってみるとかね)
他言無用!ハイエナクリケ
以上、Aフラになるための「卑怯な」クリケット戦略でした。
正直、この考え方はあんまり広めて欲しくないかなぁ(笑)
絶対にAフラになりたい!クリケが伸び悩んでいる!と言う人には是非とも取り入れてもらいたい考え方です。こそっと使ってくだせぇ!