ダーツを上達する上で意外と見落としがちな「スタンス」。
スタンスってダーツの基本なんですが、どうしても軽視しがちなところがあります。
ただ、ダーツの神様「フィルテイラー」も言っていました。
「下半身はダーツの土台。疎かにしてはいけないよ。」と。
スタンスが大切なのは分かるのですが、如何せん私は姿勢が悪い。猫背なのです。
そんな諦めていた猫背問題なのですが、画期的な解決法を知ったのでご紹介します。
そもそも正しいスタンスって何?
そもそも、ダーツにおける正しいスタンスってどんなものでしょう。
私が思っている正しいしタンスは「安定感のある立ち方」です。
例えば日本のトップランカー浅田斉吾プロ。
彼のスタンスを見てみると、安定感が非常に高いことがわかると思います。
投げていても安定感があるから全くブレない。つまり、再現性の高さに繋がっているわけですね。
もちろん、浅田さんに限った話ではなく、日本のトッププロ、世界のトッププロも安定感のあるスタンスを実現しています。
理想のスタンスとは安定感のある立ち方なのです。
自分で理想スタンスを探す
ここが問題なのですが、安定感のある立ち方は人によって違います。
骨格、体重、体のバランス…。人によって体のつくりは様々。
そのため、スタンダードスタンス、オープンスタンス、クローズドスタンスと人によってまちまちな訳です。
すなわち、理想のスタンスは自分で探すしかないのです。
猫背でダーツは悪!
しかし、理想のスタンスを見つける上で厄介なのが姿勢の悪さ。
私自身、猫背なので姿勢の悪い人の気持ちは痛いほどわかります。
猫背でダーツ。
想像するだけで、良くないのは分かるんですが、如何せん治らない。
「今日は背筋を伸ばしてダーツするぞー!」と意気込んでも1ゲーム後にはいつも通り背中は丸まっています。
そもそも、正しい姿勢って一体どんな感じなのでしょうか?そこから分かりません。
一生懸命背中を伸ばして胸を張ると「オードリーの春日?」と言われる始末。
「トゥーーーース!俺は春日じゃない!!」
まあ、そんな訳で私も半ば諦めていた「安定感のあるスタンス」。
しかし、世の中にはあるのですよ。そんな迷える猫背野郎の希望となる方法が…!
「スタンフォード式疲れない体」が猫背に刺さる
筋トレ時の呼吸について考えて際にフォロワーさんからオススメされた本。
「スタンフォード式疲れない体」
この本の呼吸法が非常に目からウロコの内容で、以後ダーツでも実践しています。
IAP呼吸法とは??
IAP呼吸法をご存知でしょうか?
日本ではまだメジャーではない呼吸法かと思います。
簡単に言うと「腹を引っ込めない呼吸法」です。
腹式呼吸はご存知でしょうか。息を吸うときに腹を膨らませて、吐くときに腹を凹ませる呼吸です。
一方でIAP呼吸法は息を吐くときにも腹を膨らませたままにします。
つまり腹の内側から力を込める状態になります。
IAP呼吸法で姿勢が良くなる!?
IAP呼吸法を行うことによって体幹周りの筋肉が内側で360度ぐるりと伸びます。
加えて外側からも筋力が働きダブルの力で体の中心が安定し、正しい姿勢に導いてくれると言う仕組みです。(詳しくは「疲れない体」にて)
この方法の素晴らしい点は、勝手に正しい姿勢にしてくれると言うところです。
猫背グセがついてる人は、そもそも正しい姿勢がわからない人が多い。
そのため、春日になってしまう訳です。
しかし、IAP呼吸法を行っていれば自然と正しい姿勢になっています。
正しい姿勢を体に覚えさせると言う点でも優れた方法だと思います。
IAP呼吸法のやりかた
IAP呼吸法は簡単。最初は座ってやることを推奨します。
- 鼻で息を5秒かけて目一杯吸い込み、腹を膨らませます。(肩が上がらないようにする)
- 吸った空気を5〜7秒かけてゆっくりと口から吐きます。その際にはなるべく腹を膨らませたままにしましょう。(この時も肩が上がらないように)
- 息を吐ききったら、お腹を緩めて1、2を5セット繰り返す。
これだけ。正しく行えていると背筋が伸びていると思います。
IAP呼吸法をダーツに取り入れる
私はダーツをする前にIAP呼吸を1セット、スタンスが崩れてきたと感じたら落ち着いてもう1セット行うようにしています。
IAP呼吸法を取り入れた最初は背筋が伸びて、少し感覚が狂いました。
しかし、続けてみると違いは一目瞭然。
姿勢が良くなった分、ダーツの飛びにも安定感が出てきました。今まで猫背のせいで飛びが悪くなっていたことも実感しましたね。
呼吸を見直しスタンスを変える
まさか呼吸だけでダーツが上手くなるとは思っていなかったので驚きを隠せません。
猫背に悩んでいる方、正しい姿勢がわからない方は是非ともお試しあれ!
もっと詳しくIAP呼吸法を勉強したい方は是非とも「疲れない体」読んでみてください。めちゃくちゃ役に立ちました。