シャフト、それはバレルとフライトを繋ぐ超重要パーツです。
最近はロングストレートバレルの流行もあり、ショートサイズのシャフトの人気が高いです。
今回はそんなショートサイズシャフトの真骨頂「マイクロシャフト」を買ってみました。
シャフトによるダーツの飛びの補完
ロングストレートバレルの飛びは基本的に真っ直ぐと槍のように飛んでいきます。
しかし重量のあるバレルだと、重量に負けて軌道が下に落ち気味。
そんな落ちる軌道を克服するのがショートサイズのシャフトというわけ。
ショートサイズのシャフトは円軌道を描くようにして飛んでいきます。つまりはボールのように山なりに飛んでいくと行くということ。
ロングストレートの落ち気味な軌道を補完してくれるというわけです。
限界まで短いシャフト「マイクロシャフト」
そもそも、一般的なショートサイズシャフトの長さってどれくらいなんでしょう。
ちょっと調べてみました
- Lシャフト 13mm
- Fitシャフト 13mm
- プログリップ 20mm
通常のプラスチックシャフトだと10mmくらいが最も短いと言えます。
しかし、世の中には変なシャフトもあるものです。
それこそがユニコーンが発売している「マイクロシャフト」。
限界まで短さを追求したシャフトです。見てみましょうか。
うはっ!短い、小さい!
サイズ感伝わりますでしょうか。長さ的にはアポロチョコと言ったところでしょう。
ゴメス9+マイクロシャフト
さて、私が使っているバレルはゴメス9。国内屈指の重量、長さを誇るバレルです。
ならば、ゴメス9には限界まで短いショートサイズのシャフトをつけてやろう!と思ったのですね。(極端な道具が大好き)
国内屈指の長さを誇るゴメス9にマイクロシャフトをつけるとどうなるか、こうなります。
???
なんですか、これ。短いボールペン?というビジュアルになります。
ゴメス9にマイクロシャフトは面白い…!
早速投げてみました。
うむー、奇抜な見た目とは裏腹にキチンと飛んでくれます。
ここまで極端なセッティングにするとゴメス9の飛び方はロングストレートの飛び方ではありません。
イメージとしては砲弾型のバレルを投げているよう。ボールを投げるイメージで投げることができます。
これは面白いですよ!グリップはストレート、飛びは砲弾。人によってはかなり使いやすいんじゃないでしょうか?
砲弾はその形状ゆえに、グルーピングに不利ですが、このセッティングをすればデメリットは帳消しになります。ゴメス9の新たな可能性を見ましたね。
マイクロシャフトの注意点
マイクロシャフトを使っていて思ったことをば。
このマイクロシャフトはアルミ製です。そのおかげで、耐久度が高いのがメリット。
しかし、アルミシャフトなのでかなり緩みやすい。Oリングは必須です。
あと、スリットが割とガバガバなので、薄めのフライトを使っている方は注意が必要です。(すぐ抜ける)
しかも、マイクロシャフトはその短さのせいで、シャフトリング等が使えません。
フライトの固定が難しいので、厚みのあるフライトを用意することをお勧めします。
マイクロシャフトは廃盤になったのか?
あと、もう一つだけ困ったことが。
このマイクロシャフト、全く売っていないのです。
ユニコーンの公式サイトから消えていることも考慮すると廃盤になってしまったかもしれません…。
マキシムなどのちょっとマニアックなお店にはまだ在庫が残っている可能性がありますので、是非とも探してみてください!
マイクロシャフトは見つけたら即買い!
今お持ちのバレルの新たな可能性を見ることができるかもしれない「マイクロシャフト」。
ネタのつもりで買ったのですが、使ってみるとかなり面白かった。
砲弾型バレルにマイクロシャフトはさぞかし世紀末な飛びを見せてくれるでしょう。
ネタにとどまらないマイクロシャフト、見つけたら即買いをオススメします!