最近ダーツの練習をしていて、気づいたことがあります。
ダーツにはいろんな練習がありますが、結局のところ練習は2種類に分類されるんじゃないか?という話。
- 再現力を高める練習
- 集中力を鍛える練習
この二つに分類されるのではないでしょうか。
ダーツで勝つためには再現力と集中力
再現力とは毎回同じように投げることができるといった能力を指します。
日本でダーツの練習と言ったらまず再現力を上げる練習が挙がって来そうですね。
同じスタンス、同じセットアップ、同じテクバック、同じスロー。
これらを繰り返して体に染み込ませると言う練習をする人が多い気がします。
集中力は言わずもがなですね。
ここ一番の時にいかに集中して投げることができるかはダーツにとって非常に大切な要素です。
そしてこの集中力というのは一朝一夕で身につく能力ではないのです。
普段の練習からいかに集中力をもって練習できるかが集中力を鍛える一番の方法なんですね。
苦手な方を鍛えろ
あなたにとって足りないのは再現力でしょうか、集中力でしょうか。
私は集中力が足りていないと実感しました。
きっかけはフィルテイラーのDVDなんですけどね。
彼はたとえ練習でもPDCの決勝と同じ気持ちで集中して行うそうです。
流石は世界王者。心構えが違います。
まぁ、当たり前なんでしょうけどね。ダーツってシンプルな競技なので最終的に差がつく場所は集中力なんだと思います。集中力で相手に勝つ!と考えたら普段の練習からいかに集中力をもって練習できるかにかかっているのです。
AAフラ以上の集中力は頭一つ抜けている
私とAAフライトの方を比べたときに真っ先に差が出るのも集中力なんです。
やはりAAフライト以上はすごい。
ここ一番の集中力がAフライトとは比べ物になりません。
AAフライト以上からは「絶対にブルに入れる」そんな気迫が伝わってくるものです。
対する私は…。「ブルに入れぇぇ…。」って感じ。集中力もブルに入れるという気持ちも負けてるんです。
これではいつまでたってもAAフラになれませんわ。
苦手なものを練習した方が効率が良い
もちろん、集中力を鍛えずに再現力を高めてAAフライトになるということも可能でしょう。
しかしですよ、弱い方から練習した方が伸びしろがあるものです。
勉強で例えましょうか。
数学80点。国語30点。
同じ時間を勉強するのだったら国語の方が伸びますよね。
数学を一生懸命勉強しても伸びしろは20点ですし、これから先はさらに難しい応用問題に取り組む必要がありそうです。
それならば基礎を固めるだけでも点数が伸びそうな国語に手を付けるはずです。
ダーツも同じで
再現力80点。集中力30点ならば集中力を鍛えるために時間を使った方が実力の向上は早いはず。
やりたくない気持ちもわかります。慣れていない、苦手なことに挑戦するのは嫌です。私だって嫌です。
しかし、このまま何も考えずに練習をしていては楽な方へ流れていって結局再現力ばかりの練習になってしまうのは明白。
ここはきっちりと気持ちを入れ替えて集中力を鍛えるべきでしょう。
自分の良さを伸ばすのがダーツと聞いたけど?
プロの方もよく言われるのが、自分の良さを伸ばせ!ということ。
もちろんそれには同感です。
自分の良さ、つまりは自分が生まれ持った才能を生かすのはダーツの上達では大切なことだと思います。
自分の才能に頼るので上達が早いというのも嬉しい。
伸び悩むまでは「自分の良さを伸ばす」という練習法はベストだと言えます。
自分の弱さと向き合うタイミングはある
しかし、ダーツのレート上昇が頭打ちになった時、その時こそが考える時期なのではないでしょうか。もちろんこの時期と言うのは人によって違います。
私の場合はAフライトが限界のようです。
自分の得意な分野(再現力)の練習だけではAフライトが限界だったわけです。
もちろん、ここから時間をかけて再現力を伸ばすというのも一つの方法かもしれません。
しかし、私はもっと早くAAフライトになりたい。
そう考えるとやはり苦手分野を潰した方が時間的効率は高いのかな?と考えています。
まぁ、しょせんAフライトのたわごとです。
(これがAAフライトになれたなら説得力も増すのでしょうが)
自分の苦手を自覚して、練習する。世の中のことは大体これでうまくいくそう。
ダーツも同じだと信じて私は集中力を鍛えることに全力を尽くします。
再現力が弱いと感じた人は是非とも再現力に重点を置いた練習をどうぞ。