なよダーツ。

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ダーツプロライセンス解説|プロテストの内容と難易度、レーティングは?

ダーツプロライセンスのパーフェクトとジャパンの比較

ダーツプロになる!そんな夢を持っていませんか?
ダーツプロになるためには試験に合格してプロライセンスを取得する必要があります。

そんなプロライセンスを発行する団体が2つあります。
それがパーフェクトとジャパンという団体です。
ダーツプロになりたい!と思ったら、パーフェクトプロ、ジャパンプロのどちらかで活動していくことになります。

私も訳あってプロライセンス取得に挑戦してみようと思っています。
ただ、いまいちどちらに挑戦するか決めかねていました。

と言うことで、今回はプロライセンスを取ろうと思ったら気になる3点。

  • プロ試験の内容・難易度
  • プロライセンスにかかる費用
  • プロツアーの特徴

これらについて2つの団体を比較しながら解説していきます。
自分に合ったプロライセンスを目指すときの参考にしていただければと思います。

ダーツのプロライセンスを取るメリット

ダーツのプロライセンスを取るメリットの解説

ダーツのプロライセンスはダーツプロの証です。
そもそも、プロライセンスを取ることでどんなメリットがあるのでしょうか?

プロトーナメントに出場できる

プロライセンスを取る一番の理由は、プロ団体が開催しているプロトーナメントの出場権を得られる点です。
全国の腕自慢のプレーヤーと凌ぎを削った大会に参戦できます。

プロトーナメントで結果を出すことができれば、賞金を稼いでダーツプロとして生活していくことも夢ではありません。

日本のとあるトッププロは賞金+αで年収3000万円以上だとか…!

ダーツ関連で働きやすくなる

ダーツにハマると一度は考える「ダーツ関係の仕事に就きたい」という夢。
この夢を叶いやすくしてくれるのがプロライセンスです。
ダーツバーなどのお店はダーツの技術と知識を持ったプレーヤーを欲しがっています。

プロライセンスはダーツの実力の指標にもなりますし、面接の時に有利に働くこと間違いなし。
自分の好きなことでお金が稼げるって最高ですよね!

お店もプロ在籍と宣伝できるからウィンウィンなんだよね

モチベーション維持になる

ダーツは一人で黙々と練習できる分、意外とモチベーションの維持が難しい競技だったりします。
そんなときに、一つの目標として使えるのがプロライセンスです。
プロライセンスを取る!と目標を立てれば、自分のゴールが明確になるので練習のモチベーションも上がります。

私の周りを見ていても、特にプロツアーには興味がないけど、モチベーションの維持のためにプロに挑戦する人が多いように思います。
そして、実際にプロになると、恥ずかしいプレーはできない!ということで、さらに実力を伸ばす人も多いです(笑)

ここまでプロライセンスのメリットについてお話ししてきました。
いよいよ、ダーツプロ団体についての知識を深掘りしていきます。

2つのプロ団体について

日本のソフトダーツ界には2つのプロ団体があります。
それぞれのプロ団体について簡単に特徴をまとめます。

ジャパン

ダーツのプロトーナメントジャパンのロゴ画像

ソフトダーツマシン「ダーツライブ」を利用したプロトーナメント大会で、一般社団法人J.D.Uが運営しています。
2012年から開催された、比較的新しいプロトーナメントと言えます。

パーフェクト

プロダーツトーナメントのパーフェクトのロゴ画像

ソフトダーツマシン「フェニックス」を利用したプロトーナメント大会です。 プロツアーは2007年から開催と古くからある団体なので、日本のソフトダーツの黎明期から業界を支えているプロ団体と言えるでしょう。

では、ここからは2つのプロ団体の違いにフォーカスしながら、プロライセンスの試験内容や費用について見ていきましょう。

プロ試験の難易度

ダーツのプロ試験の難易度

ダーツのプロライセンスを取得するためにはプロ試験を受けて合格する必要があります。試験には主に2つの種類があります。

  • ダーツの実力を測る「実技試験」
  • 知識やマナーを測る「筆記試験」

試験内容はプロ団体それぞれが独自で定めており、ジャパンの試験、パーフェクトの試験がそれぞれ用意されています。
内容も難易度も違っているので、比較しながら見ていきましょう。

ジャパンのプロ試験概要

ジャパンのプロ試験は難易度の高さで有名です。
その難易度の高さから「箔を付ける」という意味でもプロ資格取得を目指すプレーヤーも多いですね。

ジャパンプロは男女関係なく受けることができますが、女性だけが受けることができるジャパンレディースというライセンスも存在します。

実情は、ジャパンは男子プロ、ジャパンレディースは女子プロで完全に区分されています。

ジャパンの実技試験

ジャパンの実技試験は、決められたお店で予約をして好きなタイミングで試験を受けることができます。
お金を払えば何度も挑戦が可能で、お店の片隅で試験を受けるのでプレッシャーは少なめと言えるでしょう。

また、実技試験は3つありますが、1日に全ての内容をこなす必要はなく、自分で好きなタイミングに分配をすることができます。

気長に挑戦できるジャパン試験ですが その分難易度はかなり高めに設定されています。
では、ジャパンプロの実技試験を解説します。

1. シュートアウト5500点以上

ジャパンプロの試験内容のシュートアウト

倍々になっていくカウントアップのようなゲームのシュートアウト。
このシュートアウトで5500点以上を出すのが一つの試験。

全てのナンバーに小さい順番にシングルに入れて、最後のボーナスタイムにアウターブルでハットトリックを決めたとしても4445点しか取ることができません。
つまり、5500点以上はシングル狙いでは達成できないということです。
必然的にトリプルを狙っていく必要があります。
全てきっちりとシングルナンバーを入れる前提で、T20、T19、T18に入れると5715点。ギリギリ合格ラインです。

ナンバーを正確に狙うコントロール能力、トリプルを狙っていくメンタル、最後まで気を抜かない持久力など、さまざまな要素が必要になる難易度の高い試験と言えるでしょう。

2. 701を7ラウンドフィニッシュ

ダーツプロライセンスジャパンの701試験内容

シュートアウトをクリアしたら次は701の試験です。
試験内容は「701ゲームをセパレートブル&マスターアウトで7ラウンド以内でフィニッシュ×2回」です。

これも苛烈な難易度。
セパレートブルなのでT20を狙ってスタッツ100以上を目指さなくてはならず、かなりの集中力が必要となります。 加えて、この条件を2回達成しなくてはなりません。

3. クリケットカウントアップのスタッツ5.1

ダーツプロライセンスジャパンのクリケットの試験内容

最後の試験は「クリケットカウントアップのスタッツ5.1以上×2回」です。
これまた701に負けず劣らずの凶悪難易度。
8ラウンドを5マークキープしていく必要があります。これまた2回も。

全てのナンバーに5.1回ずつ入れられたとしてクリケットカウントアップの点数は765点となります。
そこまでメジャーなゲームでもないので、最高点が765点に届いていないプレーヤーも多くいるのではないでしょうか。

これらの難易度を考えると、ジャパンプロになるためには、ダーツライブ基準でAAフライト以上が望ましいですね。

ジャパンレディースの実技試験

ジャパンレディースの実技試験も、3つの試験が用意されており、ジャパンと内容も似ています。

1. シュートアウト4500点以上

一つ目の試験は、やはりシュートアウトです。
シュートアウトで4500点以上をとるのが第一関門。

前述の通り、シュートアウトはナンバーが小さい順にシングルに入れていき、最後にアウターブルのハットを決めると4445点となります。
これでも、あと50点足りないので、どこかでトリプルに入れる必要が出てきますね。

ジャパンよりも簡単になっているとは言え、かなりの高難易度であることに変わりはありません。

2. 501を6ラウンドフィニッシュ

次の試験内容は「501ゲームをファットブル&マスターアウトで6ラウンド以内でフィニッシュ×2回」です。

ファットブルなので、ブルを狙って平均スタッツ83.5点が必要となっています。
ただし、これまた2回の達成が必要で、なかなか骨が折れそうです。

3. クリケットカウントアップのスタッツ3.5以上

最後の試験内容は「クリケットカウントアップでスタッツ3.5以上×2回」です。

ジャパンの試験内容で感覚が麻痺していますが、これも普通に難易度が高い。
クリケットカウントアップでスタッツ3.5ということは、525点が一つの目安になります。

女子プロで活躍されている方のレーティングがダーツライブでRt.13以上(AAフライト以上)ということを考えると、Rt.10以上のスタッツを求めてくる試験内容は、やはり難易度が高めと言えるでしょう。

ジャパン筆記試験

ジャパンの実技試験が見事合格すると、次は筆記試験。
SOFT DARTS PROFESSIONAL TOUR JAPAN プロ規程から試験が作られます。

以前までは試験会場で筆記試験を受ける必要がありましたが、2021年7月からはWEBで受けることもできるようになりました。
→JAPAN web筆記試験ページ

WEB試験は無料で誰でも受けることができ、予習のために実技試験前に受けて練習することもできます。
興味がある方はぜひ挑戦してみてください。Twitterでは難しいと言う声が多かったです。

私も実際に挑戦してみましたが難しかった…。
細かい数字に関する問題(スローラインからの距離、投げるのに使う秒数)などを求められて、しっかり勉強しないと合格できないような内容でした。

ただし、このWEB試験は何度でも受けることができ、粘り強く挑戦していれば必ず合格できます。
そう言った意味では比較的楽だと思います。

以上がジャパンの実技試験、筆記試験の内容でした。 ざっくりとジャパンの試験の特徴をまとめます。

  • 実技はプレッシャーは少なめだが、高難易度でAAフライト以上が望ましい。(レディースはAフライト以上)
  • 筆記はWEBで受けられ、何度でも受けることができる

パーフェクトのプロ試験

次にパーフェクトのプロ試験について解説します。

パーフェクトの試験は、決められた試験日程に会場に向かい、たくさんの受験者と合同で試験が開催されます。
試験官や他の受験者もいるような状況下で実技試験を受けなけらばならないのでジャパンよりもプレッシャーがかかる試験と言えるでしょう。
実技後は会場を変えて、筆記試験を合同で受けるという流れです。

詳しい試験内容は以下の通り。

パーフェクト実技試験(男子)

ダーツプロライセンスのパーフェクトの実技試験

男子パーフェクトの実技内容は「501ゲームをセパレートブル&ダブルアウトで8ラウンド以内でフィニッシュ(チャンスは5回)」です。

セパレートブルとダブルアウトで、ハードダーツを強く意識したような試験内容になっています。
普段このルールで練習をする人って少ないのではないでしょうか。

少し変わった試験内容ではありますが、難易度はジャパンに比べると簡単です。
セパレートブルなのでT20で削っていくのがセオリー。
8ラウンド以内に上がれば良いので、実はS20にきっちりと入れ続ければ十分に上がることができます。

S20×3本×7ラウンド=420点。残りが81点。
最後はT19→D12で終了です。

こう考えるとクリケットスタッツが3以上あるAフライトの方ならば、合格できる難易度。
ただし、試験官や他の受験者もいるのでプレッシャーを跳ね除ける強いハートが必要ですね。

パーフェクトプロ(女子)の実技試験

女子パーフェクトの実技試験内容は「701ゲームをファットブル&マスターアウトで10ラウンド以内フィニッシュ(チャンスは5回)」です。

ソフトダーツで採用率が高い、馴染み深いルールの試験内容ですね。
ブルを狙って削っていくのがセオリーになります。

701ゲームで10ラウンド以内ということは、1ラウンドあたり平均70点以上の点数を取っていけば良いことになります。
つまり、3投中1本ブルに入れる実力があれば試験は合格できます。
BBフライト以上の実力があれば、十分に勝算があるでしょう。

パーフェクト筆記試験

パーフェクトの筆記試験は難易度が高いことが知られています。
まず、プロ試験を受ける前に「私にとってダーツとは」というテーマで自己推薦文を提出する必要があります。(原稿用紙2枚。800以内)
この時点でパーフェクトは筆記試験に力を入れていることが分かりますね。

肝心の筆記試験内容はプロ試験前に送られてくる「規定書」を暗記に近い形で覚える必要があり、ダーツプロになったらしたいことやダーツのマナーに関しての小論文を書く必要があるとか。
パーフェクトは割と筆記試験で不合格になる人がいるみたいですね。

私の知り合いも酔った勢いで申し込み、ノー勉強でプロ試験に挑んだ結果、筆記で不合格になっていました。
実力はある人だったので、実技は余裕だったみたいですが…(笑)

以上がパーフェクトの実技試験、筆記試験の内容でした。 ざっくりとパーフェクトの試験の特徴をまとめます。

  • 実技はAフライト(女子はBBフライト)あれば十分に合格できる難易度だが、プレッシャーがかかる
  • 筆記の難易度が高く、筆記で落ちる人も多い

ダーツプロになるための費用

ダーツプロライセンスを取るための費用お金

プロ試験の内容を学んだところで、次は費用の話。
意外と見落としがちですが、ダーツプロになるためにはお金がかかります。
ダーツプロになるための受験料、登録料、さらにプロになってからも更新料が求められます。
ダーツプロを長く続けるためにも、費用面をしっかりと比較していきます。

ジャパンプロになるための費用

ジャパンプロの実技試験は前述にもある通り、お金を払えば無限に受けることができます。

シュートアウトとクリケットカウントアップは1ゲーム100円。701は1ゲーム200円です。
つまり、ジャパンプロの実技試験は最短で合格することができれば700円で突破可能です。

ただ、現実にはダーツライブのAAフライトくらいの人が10000円を握りしめていけばなんとかなるとか。

筆記試験は会場使用料として3000円が必要です。
ただ、2021年7月からWEB上で筆記試験を受けることができるようになったので、これを利用すれば0円。

そして登録料(年会費)が30000円かかります。
毎年毎年30000円が必要になりますので、結構な出費になります。
また、謎の選手会費というものが700円とられます。

つまり、ジャパンプロになるための最低額は
実技試験700円+登録料30000円+選手会費700円=31400円
ただし、現実的には実技試験費用も考慮して、40000円ほどを考えておくと良いでしょう。

パーフェクトプロになるための費用

パーフェクトプロになるための受験料は10000円です。(実技試験5000円+筆記試験5000円)
そして、プロ登録をする際には30000円または10000円の登録料がかかります。この2つは自由に選択することができます。

30000円は年間費と呼ばれ、パーフェクトの全試合に参戦できる権利を得ることができます。
10000円は登録費と呼ばれ、パーフェクトの試合を4試合まで参加できる権利を得ることができます。

プロライセンスは欲しいけど、たくさんの大会に出場する予定はない人は、登録費を選択して年間費を安くすることができます。

つまり、パーフェクトプロになるための最低額は
受験料10000円+登録費10000=20000円
ジャパンと2倍の価格差がつきました。 プロライセンスを安く保持しておきたい、という人にはパーフェクトに軍配が上がりますね。

プロツアーについて

プロライセンスを取得したからにはプロの試合も出てみたいですよね。
ジャパン、パーフェクトともにプロツアーに特徴があるので、ご自身のライフスタイルにも合わせて考えてみると良いと思います。

ただし、現在はコロナウイルスによる影響で変則的に大会が運営されています。
参考までにコロナの影響がなかった2019年のプロツアーも参考にしながら特徴を見ていきましょう。

ジャパンプロツアーについて

ジャパンプロツアーはパーフェクトに比べると少なめです。
2019年では年間18戦でした。月に1〜2回大会が開催されている計算になります。
この年の開催地は東日本8回:西日本10回とバランスよく大会が開催されています。
ただ、東日本の開催の2回は北海道開催だったので遠征費がバカにならなそう。逆に北海道在住の方は結構狙い目ですね。

現在のプロツアー状況

www.youtube.com

ジャパンは2021年現在、コロナの影響で時が止まったようにツアーが中止になっています。
2020年に一度、一般参加者も参戦できる大規模なオンライントーナメントを開催しました。
賞金総額5500000円とソフトダーツ大会の中では大規模な大会で大いに盛り上がりましたが、その後のオンライン大会の予定は未定です。

パーフェクトプロツアー について

パーフェクトプロツアーの特徴は何と言っても試合の多さ。
2019年は年間35戦と毎週のように全国各地で大会が開催されています。
ちなみにこの年の開催地は東日本15戦:西日本20戦と若干西側に大会が寄っていましたが、バランスよく様々なところで大会が行われていると言えます。

現在のプロツアー状況

www.youtube.com

2021年のパーフェクトのプロツアーはコロナの影響で開幕戦以外、全て中止になっています(2021年8月現在)。
だだし、新たな試みとして「パーフェクトオンライントーナメント」が開催されました。

各選手の指定店舗からネットワーク対戦で予選のトーナメントを実施して、男女各4人ずつの決勝ラウンド出場選手を決定します。
決勝ラウンドに出場した選手は指定会場にて対人対戦をするという、蜜を防いだ大会形式になっています。

すでに3度の開催実績もあり、今後オンライントーナメントがどのように発展していくのかも注目です。

プロツアーに関しての総評としては、スポット参戦を考えるなら試合数が多いパーフェクトの方が俄然参加しやすいですね。
ただ、全戦を回りたい方、年間ランキングを目指している方はジャパンの方が負担は少ないでしょう。

まとめ:ダーツのプロライセンス

以上、ダーツプロライセンスの取得についての解説でした。まとめると

  • パーフェクトの実技はAフライト以上(女子はB以上)
  • ジャパンの実技はAAフライト以上(女子はA以上)
  • 筆記はパーフェクトの方が難易度が高い
  • 費用はパーフェクトの方が柔軟に選択できて安上がり
  • スポット参戦するならパーフェクトの方が参加しやすい

と、パーフェクトの方が全体的に敷居が低くチャレンジしやすいのかなと思います。
とりあえずプロラインセンスを取得したい!という人はパーフェクトから挑戦してみてはいかがでしょうか。

もちろん、ジャパンにも魅力がありますので、
どんな目的でプロライセンスを取りたいのか?
をよく考えながら目標のプロライセンスを決めると良いと思いますよ!

僕はとりあえずパーフェクト合格を目標に練習するよ!