一体型フライトの「コンドルフライト」に新たな仲間が加わりましたね。
その名も「コンドル アックス」!
つまるところ硬いコンドルですね。略して硬コンと呼ばれていたりします。
私は熱心なコンドル信者です。コンドル信者として買わないわけにはいかない!
ということでコンドルアックスを買ってみたのでレビューします。
注意:この記事は「旧コンドルアックス」に言及しています。
改良がなされた「新コンドルアックス」の情報を知りたい方は下の記事をどうぞ。全くの別物なので。
結論:一投でぶっ壊れる
結論から先に言いましょう。
コンドルアックス、私は一投でぶち壊しました。
ボードに弾かれ、床に落下。そして折れました。
さらに踏み込んだ結論も言ってしまいます。
現状、私はアックスを責める気はありません。
ここら辺も追い追い解説していきたいと思います。
コンドルアックスとは?
一体型フライトとして天下をとったと言っても過言ではない「コンドルフライト」。
耐久度が非常に高く、コスパは最高峰。初心者から上級者まで愛されているフライトです。
好みが別れるのもコンドルフライトです。
なぜなら耐久性を上げるために柔らかい素材を使用しているのですね。
グルーピングの違和感や、シャフト部分もグリップする人も違和感を感じるようです。
そこで前々から期待されてきた「硬いコンドルフライト」。
実は硬いコンドルフライトはハードダーツ向けに数年前から開発され、やんま〜を筆頭に密かに使われてきました。
ただ、商品化は先送りにされていたのですね。そんな中発売されたアックスですよ。買うでしょ。
アックスのパッケージ
アックスは高級感を出すためか、銀色のパッケージを採用していました。
近未来的なデザインで結構好きです。
お値段は1300円。従来のコンドルフライトは850円ほど。
むむッ!ちょっと高くありませんかねぇ…。
アックスは透明さが凄い
早速開けてみましょう。
ナンジャコリャーーー!透き通るような透明!
そうなんです、コンドルアックスには「クリアカラー」があるのです。
これは思った以上に透明ですよ…!
新品の状態では文字が透かして文字が読めるレベル。驚きました。
これは開発の賜物ですね。コンドルフライト製作の代表者T-B氏のコダワリが詰まっています。
純粋な透明にするのは苦労したみたいですからね〜(どうしても黄色味がかってしまうらしいです)。
透明であることのメリット
透明であることにはメリットがあります。
グルーピングした時にフライトで隠れてターゲットが見えない、ということを緩和してくれるのです。
ダーツが斜めに刺さるハードダーツでは一層の恩恵を受けることができるでしょう。
コンドルアックス使ってみた
早速セッティングしてみました。
クリアなカラーがコンドルの洗練されたデザインも相まって非常にデザイン性が高い。 個人的に大好きです。
触感としては硬いコンドルフライトの名に恥じない硬さ。
フライト部分はパリッとした硬さがありつつ、柔軟性も持つ不思議な感触。21世紀の新素材と言われているだけありますね。
イメージとしてはエッジスポーツのマスターフライトの硬さのまま薄くした感じでしょうか。
一方で、シャフト部分は普通のプラスチックのような感じ。
壊れるならココだなぁ…。という予感はありました。
投げ心地がすごぶる良い
実際に投げてみると、投げた感触の良さに驚きます。
硬いおかげで飛びに芯があり、その割にフライト部分が軽いので折りたたみフライトのような感覚で飛ばすことができます。
公式で報告されているように、グルーピングした時の音も心地よい。
カシャ、カシャと聞いていて病みつきになる音を奏でてくれます。
コンドル アックスの耐久性について
さて、本題に入りましょうか。
コンドルフライトアックスの耐久度についてです。
私はアックスを1投で破壊してしまいました。
運悪く弾かれたダーツが落下、そのままシャフト部が折れる。という惨劇を見ました。
1300円が5秒でパァになるのは見ていて心地の良いものではありませんね。
1投で壊れた、という話は流石に聞きませんが、耐久度に関しての不満はユーザーの多くの方が抱えているようです。
ツイッターやレビューを拝見しても、アックスの耐久性には問題があることは否定できません。
アックスはなぜ壊れやすい?
壊れやすい原因としては、全体的な硬さにあるでしょう。
硬いゆえに、落下した時のダメージがダイレクトにシャフトに伝わるんですよね。
フライト部分は柔軟性も高く、耐久性はそれなりに高いと思います。
ただ、シャフト部分がダメなのです。
アックスを長持ちさせるためには?
せっかくのアックスを買ったのです。長持ちさせたいのは世の常人の常。
方法としては、Oリングをシャフト部に噛ませるという対策があるようです。
シャフト部に行ってしまう衝撃をOリングで少しでも軽減しようという作戦ですね。
人によっては、耐久性が大きく向上した!という報告もいただいていますので、アックスを使うときは必ずOリングを装着するようにしましょう。
コンドル アックスはハードダーツ用!?
アックスの耐久性に関しては日々クレームのようなツイートやレビューが挙がっております。ちょっとした炎上問題になっています。
1投で1300円がパァになってしまったのは非常に心苦しいですが、私は今回のこの事件に関しては、そんなに責める気はありません。
なぜなら、コンドルアックスはそもそもハードダーツ用に開発されたアイテムだからです。
やんま〜をはじめとするコンドルフライト使用プロがハードダーツでも使えるコンドルを!ということで開発されたのがコンドルアックスです。
そもそものコンセプトが弾かれ&落下が頻繁に起こってしまうソフトダーツには向いていない訳ですね。
私はそれを知って買っている訳ですからアックスを責める気はありません。
これでアックスを叩いていては私のワガママというものです。
コンドル アックスの問題点
問題点を挙げるとすれば、上記のことを公式がしっかりと発信していない点でしょう。
公式サイトを覗いても、コンドルアックスがハード向きの商品であることは明記されていません。
挙げ句の果てには「桁違いの耐久性」なんて書いてやがります。これはダメでしょう。
他にも踏んでも壊れない動画など耐久性にフォーカスを当てた広告をしています。
これらの広告を見て買ってみて1時間もしないうちに壊れたらそりゃあ叩かれますよ。
コンドル アックスの本質
アピールポイントが違うんです。
硬いのに薄くて軽い。ただし、ソフトダーツには向いておらずシャフト部の耐久度が弱い。
これがコンドルアックスの本質です。ここを上手くアピールできなかったんですねぇ…。
耐久性が悪くても「コンドルアックスを使いたい!」という人はたくさんいると思いますよ。それだけオンリーワンな性能なのですから。
だからこそ公式サイトにしっかりと明記してほしいのです。アックスは「ハード向け」と。
この一言があるだけでだいぶ違うと思うんですがね。
追記:アックスの自主回収について
どうやら公式もここまで耐久度が悪くなるとは想定外だったみたいです。
プロトタイプでは耐久性に大きな問題が見られなかったとか。
となると、大量生産した際に何かトラブルがあった、ということでしょうか。
とにかく不本意の耐久度らしいので自主回収を行なっているみたいです。
参照↓
条件は8月21日までに購入して折れてしまったコンドルアックスをダーツショップTiTOにて交換してくれます。
原因解明にも役立つでしょうし、アックスは耐久度がクソ!という汚名を晴らすためにもTiTOに持っていくのが良いでしょうかね。
まとめ ユーザーは覚悟の上で買うべき
ユーザーは「ハード向けである商品」ということを認識して買う必要があります。
現状ではソフトダーツ使用における耐久性は期待できません。こればかりは擁護できない。
ただ、コンドルフライト、コンドルチップという名作を生み出したコンドルというブランドです。このまま終わるとも考えていません。アップデートされた商品に期待しています。
私はアックスの飛ばし心地が好きでした。
Oリングなどを駆使してもう少し使ってみたいと思います。せっかくなのでハードダーツの方でも使いっていきたいですね。ではでは。