日本が産んだ最強のダーツアイテム「コンドルフライト」。
そんなコンドルフライトの新作「コンドル アックス」。通称「硬コン」。
私はコンドル信者として、発売してすぐに買いました。
あんな惨劇を生むとも知らずに…。
あれから数ヶ月。硬コンは素材の見直しなどを行い、二度と悲劇を繰り返さないように生まれ変わったそう。
しかし、あの時のトラウマから私は買うことが出来ないでいました。
でも、やっぱりね。実験大好きなのでようやく買うことを決意しました。
今回は
- 新硬コンは本当に生まれ変わったのか?
- 旧硬コンでは分からなかった使用感
- ぶっちゃけレビュー
を行なっていきます。新アックスに躊躇している人は参考にしてください!
コンドルアックスとは?
改めてコンドルアックスの紹介から。
コンドルフライトはフライトとシャフトが一体型になったタイプのアイテムです。
- アイテム数が少なくシンプル
- 耐久度がバカみたいに良く、コスパ抜群
とフライトの常識を覆したベストセラーになっています。
ダーツ初心者はもちろん、上級者にも愛されるアイテムなのです。
そんなコンドルの派生商品として生まれたのがコンドルフライトアックス。
一言で言うならば「硬いコンドルフライト」です。
ただし、硬いと言ってもガチガチと言うわけではなく、フライト部の柔軟性は継承されています。
指で曲げるとぐにゃっとなる程度には柔らかいです。
アックスはあくまでハード用
アックスは元々ハードダーツ専用アイテムとして開発されました。
ハードダーツにはソフトダーツにはない”スタッキング”という技術があります。
ダーツボードに刺さったダーツに当てるように投げて、狭いターゲットにダーツを集める技術です。
このスタッキングに通常コンドルは向いていませんでした。
通常コンドルは柔軟性のある素材なので、スタッキングをした時にダーツがあらぬ方向に弾かれてしまうことがあるためです。
ハード専用のコンドルを作りたい!そんな思いからハードにも精力的なコンドルプレーヤー「山田勇樹選手」監修のもとアックスは開発されました。
元々ハードダーツ用ということもあり、アックスは落下を繰り返すソフトダーツには向いていません。
それを考慮しても脆すぎる!というのが旧アックスの問題だったのですけどね。
アックスは透き通るような透明
アックスの特徴の一つが透き通るような透明カラー。
この透明具合のクオリティがメチャクチャ高く、業界最高クラスでしょう。
これには逸話がありまして、透明なアックスを作るのは非常に難しかったそうです。
ちょっと黄色っぽくなってしまうそう。
しかし、コンドルの社長がそれを良しとせずに純粋な透明を追い続けた結果がこの透き通るようなクリア感と言うわけです。
ちなみに硬い素材なので、使っているうちに透明さは曇っていきます。
コンドルアックスをレビュー
さて、アックスの説明を終えたところで、使用レビューをお送りします。
新アックスの耐久度はいかに?
旧アックスは1投で壊れるという伝説を残しました。
流石に1投で壊れる不幸な人は私くらいだと思いますが、他の方の評判を見ても耐久性が低いと言われていました。
どうやら製造する際に何らかのトラブルがあった模様。素材がプロモの時と違ったそうな。
で、新アックスはどうかと言うと、耐久性は大幅に伸びたと言って良いでしょう。
現在7時間ほどソフトダーツで使用していますが、問題なし。
おそらく通常のコンドルほど長持ちはしないでしょうが、成型フライトとして十分な耐久度を見せてくれると思います。
耐久度に関しては後日追記します。よろしければあなたの新硬コンがどれほど持ったかコメントしてくれると嬉しいです。
アックスは音が良すぎる
硬コンを使っていて最も感動するのは「音」。
あぁ^〜音がかしゃかしゃするんじゃぁ^〜
グルーピングした時の硬コン同士がぶつかる「カシャカシャ音」はマジで気持ちがいいです。
折りたたみフライトよりもカシャ音強めで、まるでダーツが上手くなったような錯覚を起こします。
この音を聴くためだけに私はダーツ頑張れます。
ハードダーツでアックス使ってみた
もともとハードダーツ用に開発されたアイテムですからね、私もハードバレルにセッティングして使ってみました。
感想は控えめに言って最高です。
アックスを例えるならストレスゼロの折りたたみフライト。
- 折りたたみフライト並のスタッキングのやりやすさ
- フライトが絶対に外れないストレスフリー
この2つが見事に融合した最高の成型フライトでした。
ハードダーツならダーツが落下することも少ないので長く使えると思います。コスパ的にも悪くないでしょう。
ただし、グルーピングした時にフライトが着実に削れていくのを感じました。
より長持ちさせた人は、コンドルガードの使用をオススメします。
コンドルガードとコンドルアックスを使えばあなたのハードダーツライフに革命が起きます。
折りたたみフライトとの違い
使っていて感じたのは、折りたたみフライトとはやっぱり少し違うんだな〜ということ。
折りたたみフライトには吸い付くようなスタッキングがあります。
フライトの薄さと軽さを生かしてヌルッと180に吸い込まれていく感じがあるんですよ。(感覚的な話でありますが)
一方のアックスは、このヌルッと感がありません。
昔から折りたたみフライトでハードダーツをやっている人には少し違和感があるかも。
逆にソフトダーツから始めてスロー力でダーツを入れる人にとってはアックスはいいと思います。
まとめ:アックスを買うべき人
以上が、新コンドルアックスのレビューでした。
耐久性も上がり、ソフトダーツユーザーも安心して使えるようになったと思います。
そして「音」に関しては全フライト中最強だと思うので試す価値ありです。
さて、これらを踏まえた上で新コンドルアックスを買うべき人をリストアップしてみました。
- ハードダーツもゼロストレスでやりたい
- 心地の良いグルーピング音を聴きたい
- シンプルで洗練されたセッティングを作りたい
このような人には是非とも一度使っていただきたいですね。
とりあえず、私は旧アックスのような悲劇を繰り返さなくて一安心でした。
耐久性さえあれば常用も考えるほど気に入っております。20時間くらい持ってくれるといいな〜。