私はイラガンの気迫溢れるダーツが大好きです。
あの絶対に勝つ!絶対に入れる!という気迫が動画からでも伝わってくるんですよね。
あの堂々とした立ち振る舞いもかっこいいし、なにより強い。
今回はそんなフィリピンの英雄「ローレンスイラガン」についてまとめてみました。
ローレンスイラガンってどんな人?
ローレンス・イラガン | |
出身国 | フィリピン |
生年月日 | 1978/2/11 |
身長 | 178cm |
利き腕 | 右 |
効き目 | 右 |
フィリピンで頭一つ抜けているダーツプレーヤー「ローレンスイラガン」。
その実力はアジアの中でもトップクラスですよね。
現在、アジア3強が日本の浅田さん、フィリピンのイラガン、香港のロイデンだと思っています。
ソフトダーツ、ハードダーツ共に圧倒的な力で相手をねじ伏せています。
長年の経験からの早投げ
【Royden Lam VS Lourence Ilagan】THE WORLD 2018 STAGE 4 TAICHUNG -FINAL MATCH-
イラガンの試合を見ていると、そのテンポの良さに驚きます。
ポンポン投げる。それでいて全部ブルに入るという超次元ダーツが観ることができます。
ただ、イラガンは投げるのが早いだけではないのです。
調子いい時や素早くスコアリングしたい時は目にも留まらぬスピードでダーツを投げますが、ここは慎重に投げなくてはならない、絶対に外せない、と言うときは一拍おいてから投げるんですよね。
緩急があるダーツをしてくれるので観ていて楽しい選手なんです。
昔は今ほど早投げではなかったみたいですね。むしろ一投一投を非常に丁寧に投げている感じでした。
早投げには一定のメリットがあります。相手にプレッシャーをかけれる、自分のテンポに引きずり込めるなど。
イラガンは意図して早投げに変えたのかな?
手首を解放したフォロースルー
イラガンの特徴といえばフォロースルー。
手首がかなりフリーダム!
日本プロはフォロースルーまで細かく一定にしようとする人が多いですが、イラガンはフォロースルーは特に決めていないっぽいです。
イラガンの手首の使い方は大きく分けて3つ。
パターン1 手首のスナップをめい一杯使ったパターン。
パターン2 手首のスナップを使うが、横に逸らしたパターン。
パターン3 手首のスナップが少ないパターン。
基本的には手首はパターン1を目指しているんでしょうが、別に絶対にこの形にしようと言う気は無く、なんならこの形になることの方が少ないです。
おそらく、感覚で調節、使い分けをしているんでしょうね。投げる瞬間に今までの経験から、自分で微調整を加えて投げているんでしょう。まぁ、予想ですが。
少なくとも真似できるものではありませんね。
テイクバックが浅い。
イラガン のスローを見ていて思うのが、テイクバックが結構浅いということ。
身長の高さと手首の使い方のうまさからテイクバックは浅めでも、鋭い飛びを実現しています。これも真似できない…。
グリップは4フィンガー
イラガン のグリップは4フィンガーですね。
浅めに握っているのが特徴的です。薬指と人差し指はチップにかかっています。
使用ダーツは「ガンナー5」。
少し重めのトルピード型バレル。
ガンナーシリーズ恒例の後方のくぼみもあります。
イラガンはくぼみに指を引っ掛けて押し出すようにしてダーツを投げているのだとか。
だからあの矢速、飛びの良さが実現できているみたいなんです。
最近は王道トルピードも気になっているので、ガンナー5投げてみたいなぁ。
イラガンの気迫ダーツ
イラガンといえばその気迫ですよ。
画面越しからでも伝わる「絶対に入れてやる!」という気迫。そして自分を信じられる強い心。
THE WORLD 2013 GRAND FINAL -DIGEST-
4:00〜のイラガンVSバンティングの試合はイラガンの良さが詰まっていますよね。
粘り強く、自分の技術を信じた強いダーツ。本当にかっこいい…。
最近ダーツでは「気持ち」次第で結果が大きく変わるのではないか?という持論が湧いて来ました。
「絶対に入れる!」と心の底から思えたときは入るものです。
ただ、少しでも気持ちに迷いがあるとダーツはブルを避けるように飛んで行ってしまうのです。
では、その強い気持ちはどうやって手に入れるのか?
結局は日々の練習なんですよねぇ。
イラガンの試合を観ていると、ダーツに対する熱い気持ちが戻って来るので、モチベーションが下がったときはよく観ています(笑)
イラガンのような気迫ダーツを目指して。
以上、フィリピンの英雄「ローレンス イラガン」についてでした。
イラガン の持っている技術は真似できないものが多いですが、彼の気迫あるダーツはいつ観ても参考になります。モチベーションが下がったら見にきましょう。
私も彼のように自分に自信が持てるように練習を続けていきたいと思います。