マイダーツに無くてはならないアイテムの一つが「チップ(ティップ)」です。
地味なパーツなので、適当に選んでいる人も多いですが、チップの選択によって快適さ、ひいてはダーツの上達にも影響を与えます。
私は今まで数々のダーツ用チップを試してきました。
情報も溜まってきたので、それらのチップを徹底的に評価していきたいと思います。
実際に使い込んだからこそ分かる細かい使用感からも評価するよ!
是非ともあなたのチップ選びの参考にしていただければ幸いです。
では、行ってみましょう!
ダーツチップのランキング表
今回紹介するダーツチップのざっくりとしたランキングは以下の通り。
有名どころから、少しマイナーなチップまで評価しています。
商品 | ショップ | 総合評価 | ポイント | 定価 | 内容量 | カラー |
---|---|---|---|---|---|---|
![]() 1
コンドル
コンドルチップ
|
TiTO | 4.4 |
刺さりやすさ、抜きやすさ、耐久性、全ての要素を高水準に仕上げたチップの決定版。
|
530円 | 40本 |
ブラック、ホワイト、レッド、ネイビー、ピンク、パープル
|
![]() 2
コスモダーツ
フィットポイントプラス
|
ダーツハイブ | 4.0 |
驚愕のコスパを誇る高性能チップ。プチプチちぎるのも楽しい。
|
440円 | 50本 |
ブラック、ホワイト、ブルー、レッド、イエロー、パープル、グリーン、ピンク
|
![]() 3
エルスタイル
プレミアムリップポイント
|
ダーツハイブ | 3.8 |
古参ダーツプレーヤーから愛されるリップポイントの最終形態。荒れたボードにもガッチリ刺さる。
|
540円 | 30本 |
ブラック、ホワイト、ブルー、レッド、イエロー、パープル、オレンジ、グリーン、ピンク、染めカラー多数
|
![]() 4
CUESOUL
ソフトチップ
|
マキシム | 3.4 |
マイナーだけど使いやすさはトップクラス。付属のアルミケースもかっこいい。
|
1100円 | 100本 |
ブラック、ホワイト、ブルー、レッド、イエロー、グリーン
|
![]() 5
ハローズ
プロチップ
|
ダーツハイブ | 3.4 |
柔らかさが特徴のチップ。マット加工がされており指掛け派にもオススメ。
|
550円 | 50本 |
ブラック、ホワイト、オレンジ、グリーン、ブルー
|
![]() 6
コンドル
コンドルチップアルティメット
|
TiTO | 3.2 |
コンドルチップの良さをそのままに長くしたモデル。バレルを延長して色んなグリップが試せる。
|
590円 | 40本 |
ブラック、ホワイト、ブルー、レッド
|
![]() 7
エルスタイル
リップポイント
|
ダーツハイブ | 3.0 |
エルスタイルの歴史を作ったリップポイントシリーズの原点。プレミアムよりもバランスが良い。
|
500円 | 50本 |
ホワイト
|
![]() 8
エルスタイル
プレミアムリップポイントショート
|
ダーツハイブ | 2.8 |
プレミアムリップポイントにショートサイズが登場。短くなっただけではなく性能もUP!
|
540円 | 30本 |
ブラック、ホワイト、レッド、ネオンイエロー
|
![]() 9
ティガ
ハイパーポイント
|
ダーツハイブ | 2.8 |
チップの長さが3種類から選べる意欲作。少量から買えるのでショートチップ、ロングチップを試してみたい人に。
|
310円 | 25本 |
ブラック、ホワイト
|
![]() 10
ターゲット
ピクセルチップ
|
ダーツハイブ | 2.6 |
抜きやすさが特徴のチップ。ボードによっては刺さりにくいのが難点。
|
407円 | 50本 |
ブラック、ホワイト、オレンジ、イエロー
|
![]() 11
ミッションダーツ
タイタンドリフト
|
ダーツハイブ | 2.6 |
1本6円の最安値を記録したチップ。耐久性が崩壊している。
|
300円 | 50本 |
ブラック、ホワイト、レッド、ブルー、ネオングリーン、ネオンオレンジ、ネオンピンク、ネオンイエロー
|
ダーツチップの評価項目
ダーツチップを評価するにあたって、5つの評価項目で比較をしました。
- 価格
- 入手性
- 耐久性
- 使いやすさ
- ラインナップ
評価項目について解説していきます。
価格
チップは消耗品です。
消耗品は安いに越したことはありませんから、重要なポイントです。
チップはダーツを投げているうちに折れたり、曲がったりします。
プロのダーツプレーヤーや上級者はチップが曲がった時点で、グルーピングに影響するのでチップをガンガン交換する人が多いように思います。
チップ1本あたりの価格も算出してみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
毎日真面目に練習していると年間500本くらいは消費しているんだよね。
入手性
入手性とは、チップの入手のしやすさのこと。
- 気づいたらチップを使い切っていた!
- チップを家に忘れてきてしまった!
なんてことはダーツあるある。そんな時に入手のしやすいチップを選んでおけば、すぐに補充ができます。
最近では、ダーツバーやネットカフェにも小規模なダーツ売り場があることも多い。
入手性の良いチップならば、売り場に売っている可能性も高いでしょう。
耐久性
価格と同様にコストパフォーマンスを考えると、耐久性も非常に重要なポイント。
いくら安くても、すぐに折れてしまうのは論外です。交換する手間もめんどくさいですから。
実際に投げてみたからこそ分かる、耐久性を点数化してみました。
使いやすさ
チップの使い心地を決定する「使いやすさ」。
- ダーツボードに刺さりやすいか?
- 刺さったダーツは抜きやすいか?
- チップが緩みにくくないか?
主にこれらが評価基準になります。
ラインナップ
チップ小さいながらも目立つパーツです。
色選びによってマイダーツの印象が大きく変わります。
バレル、シャフト、フライトと色を合わせて統一感を持たせるもよし、チップだけ色を外してアクセントにするのもよし、です。
チップのカラー種類が多いほどマイダーツのカスタマイズが楽しくなりますよね。
そんなカラーラインナップを点数化しています。
以上の5つの評価項目を5点満点で評価して、総合点も算出しました。
チップ選びの参考にしてください。
ダーツチップ11種類を徹底解説
では、比較検証したダーツチップ11種類の解説を行なっていきます。
1位:【コンドル】コンドルチップ
個人的に最もオススメしたいチップがコンドルチップです。
コンドルチップは耐久性、刺さりやすさ、ともにトップレベルな仕上がりに。
人気が高く、どこにでも売っている入手のしやすさも評価ポイントです。
そして何より、コンドルチップは抜きやすさが最高です。
刺さりやすいチップは数あれど、抜きやすいチップは少ないもの。
特に、使い始めから抜きやすいチップは滅多にありません。
他にも緩みにくいネジ構造や、チップをより硬く締めることが出来るチップロック用の穴を搭載していたりと、とにかく抜かりなし。
バランスに優れた最強チップなので、初心者、上級者問わずオススメしたいチップです。
定価 | 530円(13.3円/本) |
内容量 | 40本 |
長さ | - |
カラー | ブラック、ホワイト、レッド、ネイビー、ピンク、パープル |
2位:【コスモダーツ】フィットポイントプラス
成形フライト「フィットフライト」で有名なコスモダーツのチップ「フィットポイントプラス」。
刺さりやすく、耐久性も抜群で人気が高いです。
加えて、チップ1本あたり8円の抜群のコスパが特徴。
安く高性能なチップが欲しい方は第一候補になるでしょう。
チップは連結された状態で収納されており、使用の際に根本から折っていく独特なスタイル。この折る感触が気持ち良いので病みつきになります。
さらに、付属のプラスツールを使うことで、チップをキツく閉めることもできます。
非常にポテンシャルの高いチップですが、一部のダーツボードでは盤面を痛めてしまう恐れがあるほど、硬く刺さってしまうのが唯一の弱点。
使用する際にはボードとの相性を確認しましょう。
定価 | 440円(8.8円/本) |
内容量 | 50本 |
長さ | 25mm |
カラー | ブラック、ホワイト、ブルー、レッド、イエロー、パープル、グリーン、ピンク |
3位:【エルスタイル】プレミアムリップポイント
エルスタイルの超定番チップ「プレミアムリップポイント」。
昔からあるシリーズなので、古参プレーヤーほどリップポイントを愛用している人が多いように思います。
プレミアムリップポイントの一番の特徴は先端のイボイボ加工。
この特殊な加工のおかげで、荒れたダーツボードでもしっかりと刺さってくれます。
チップの硬さにもコダワリがあり、折れにくく曲がりにくいので、長く使うことができます。
また、プレミアムリップポイントはカラーの豊富さが異常です。
通常カラーもぶっち切りで種類が多いですし、染めカラーのようなアレンジを加えたものまで揃えられています。
マイダーツをチップの色までこだわってカスタマイズしたい人は是非チェックしてみてください。
定価 | 540円(18円/本) |
内容量 | 30本 |
長さ | 24.52mm |
重さ | 0.26g |
カラー | ブラック、ホワイト、ブルー、レッド、イエロー、パープル、オレンジ、グリーン、ピンク、染めカラー多数 |
4位:【CUESOUL】ソフトチップ
アマゾンで積極的に商品展開をしている中国のダーツブランド「キューソール」のチップです。
マイナーですが、実はかなり優秀なチップ。
刺さりやすさ、耐久性、そして抜きやすさも高いレベルで作り込まれていました。
最強のチップ「コンドルチップ」に引けを取らない、見事な使い心地です。
また、チップは100本入りの超大容量。
耐久性が高いので長い期間、チップを買う必要はなくなるでしょう。
付属するアルミケースも、見た目がかっこいいので利用しています。
キューソールのチップは入手経路が限られており、オンラインショップくらいしか入手ができないのが弱点。
定価 | 1100円(11円/本) |
内容量 | 100本 |
長さ | 27mm | カラー | ブラック、ホワイト、ブルー、レッド、イエロー、グリーン |
5位:【ハローズ】プロチップ
イギリスの老舗ダーツブランド「ハローズ」のチップ「プロチップ」。
昨今のチップは折れにくさを大切にしており、大抵の場合は「硬いチップ」を追求しています。
一方のプロチップは柔らかめのチップ。
柔らかいからこそ力を受け流して、折れにくいチップになりました。
また、チップ全体がマット加工されています。これにより刺さりやすさもアップ。
滑りにくくもなっているので、チップの指掛け派も使ってみると面白いでしょう。
使っている人こそ少ないですが、実は隠れた名作。 値段もリーズナブルなので、一度は使って欲しいですね。
定価 | 550円(11円/本) |
内容量 | 50本 |
長さ | 25mm | カラー | ブラック、ホワイト、オレンジ、グリーン、ブルー |
6位:【コンドル】コンドルチップアルティメット
1位で紹介したコンドルチップの姉妹製品。
コンドルチップの良さをそのままに、チップが長くなりました。
全長が長くなったことにより、お手元のバレルの可能性が広がります。
バレルの先端が延長されるので、今まで出来なかったグリップを試すことができます。
まさに、バレルの改造アイテムと言えるでしょう。
また、チップに指をかけるグリップをする方々にかなり愛されているアルティメット。
ハードダーツプレーヤーもこぞって使っているイメージがありますね。
一度は使ってみて色々なグリップを試して欲しいです。
定価 | 590円(14.75円/本) |
内容量 | 40本 |
長さ | 31mm |
重さ | 0.4g |
カラー | ブラック、ホワイト、ブルー、レッド |
7位:【エルスタイル】リップポイント
第3位にランクインしたプレミアムリップポイントの従来モデル。
エルスタイルの歴史はここから始まったと言われるベストセラーアイテムです。
いまだにダーツ玄人からは支持が高いチップというイメージがありますね。
プレミアムリップポイントの下位互換と思いきや、全くの別チップ。
プレミアムリップが硬く、超刺さりやすいのに対して、無印リップは少し柔らかめで抜きやすさと刺さりやすさのバランスが良い非常に使いやすいチップです。
価格も1本あたり10円とプレミアムリップ(18円/本)に比べても、圧倒的にコスパが良いのも特徴です。
一方で、カラーがホワイト以外が廃盤になっており、色の選択肢がかなり制限されているのが難点。
大手のダーツショップにはまだ色々なカラーが残っているので、今のうちに買っておくと良いかもしれません。
定価 | 500円(10円/本) |
内容量 | 50本 |
長さ | 24.8mm | カラー | ホワイト |
8位:【エルスタイル】プレミアムリップポイントショート
プレミアムリップポイントのショート版チップです。
プレミアムリップポイントの特徴である、イボイボ加工や、絶対硬度を継承しながら取り回しの良いショートになりました。
単純に短くなっただけかと思いきや、短さのおかげでプレミアムリップポイントの弱点であった抜きにくさを大幅に改善。
新たな高性能チップに生まれ変わりました。プレミアムリップポイントに飽き飽きしているダーツ上級者にこそ手にとって欲しい!
定価 | 540円(18円/本) |
内容量 | 30本 |
長さ | 21.3mm | カラー | ブラック、ホワイト、レッド、ネオンイエロー |
9位:【ティガ】ハイパーポイント
バレルブランド「ティガ」からリリースされた「ハイパーポイント」。
ハイパーポイントはチップの長さを3種類から選ぶことができます。
短いダーツにしたい方はショートタイプを、チップに指をかけたい方はロングタイプを選ぶと良いでしょう。
チップカラーではなく、チップの長さでバリエーションを揃えてきた意欲作。玄人にこそ使って欲しいですね。
刺さり心地はかなり硬めで、がっちりと刺さってくれる反面、抜くときに力が必要なのがネックです。
定価 | 310円(12.4円/本) |
内容量 | 25本 |
長さ | 24mm、27mm、30mm | カラー | ブラック、ホワイト |
10位:【ターゲット】ピクセルチップ
世界的なダーツブランド「ターゲット」のピクセルチップ。
チップの根本部分にリングカットとピクセルカットを配置しています。
このディティールは流石はバレルメーカーと言ったところ。
ピクセルチップは刺さりが浅いという特徴もあります。
ボードによっては刺さりにくく弾かれてしまうことがありますが、その分かなり抜きやすいです。
プチプチと独特な感触でボードからダーツを引き抜けます。
定価 | 407円(8.14円/本) |
内容量 | 50本 |
長さ | 25mm | カラー | ブラック、ホワイト、オレンジ、イエロー |
11位:【ミッションダーツ】タイタンドリフト
スタイリッシュなアイテムが得意なミッションダーツのチップ「タイタンドリフト」。
価格が1本6円。今回紹介する中でも最安値を記録したチップです。
ただし、性能は正直「安かろう悪かろう」でした。
刺さりやすさ、抜きやすさは上々なのですが、耐久性が悪すぎです…。
カウントアップ1回につき1本折れるというストレスフルなチップでした。
ビビットなカラーは素敵なので、なんとも残念。
定価 | 300円(5円/本) |
内容量 | 50本 |
長さ | 26mm | カラー | ブラック、ホワイト、レッド、ブルー、ネオングリーン、ネオンオレンジ、ネオンピンク、ネオンイエロー |
初心者がチップ購入の際に注意すべきこと
チップには様々な種類があり、今回紹介しきれなかったチップもたくさん存在しています。
誰も使っていないマイナーチップを使ってみるのは楽しいですが、ダーツ初心者の方が新たなチップを購入する前に絶対に確認してもらいたい2つのポイントがあります。
2つのポイントとは
- 素材
- 規格
それぞれ解説します。
チップ素材はプラスチックを選ぼう
日本でダーツと言ったら、ほぼ間違いなく「ソフトダーツ」のことを指します。
電子の点数計算機能のついたダーツマシーンでプレイするダーツですね。(ダーツバーやネカフェ、ラウンドワンにあるダーツはソフトダーツ)
そんなソフトダーツで使用するのはプラスチック素材のチップです。
必ずプラスチックのチップを買うようにしましょう。
チップにはプラスチック以外にも、金属製やカーボン製のチップがあります。
これらのチップは「ハードダーツ(麻のダーツボードと針のダーツ)」で使うチップになります。
「コンバージョンポイント」と命名されていることが多いです。
日本のソフトダーツボードにコンバージョンポイントを使うと、ボードにダーツが刺さりません。下手をするとダーツボードが壊れます。
チップを購入するときは、本当にソフトダーツ用のチップか確認するようにしよう!
2BA規格のチップを選ぼう
チップとバレルはネジ山で装着します。
このネジ山は4種類の規格があります。
- 2BA(標準の規格)
- No.5(2BA規格よりも細いネジ山)
- 4BA(逆ネジタイプの規格)
- 1/4(ハウスダーツ用の太いネジ山)
普通のダーツでしたら、ほぼ間違いなく2BA規格です。
ズレた規格のチップを購入すると、チップがそもそも装着できません。
特殊なダーツを使っている方以外は2BA規格のチップを購入するようにしましょう。
今回のランキングでは
プラスチック素材&2BA規格
のみを紹介しているから安心してね。
まとめ:おすすめダーツチップ
以上、ダーツチップランキングでした。
同じソフトダーツのチップでも様々な特徴がありますので、自分にあったチップを見つけて快適にダーツを楽しんでほしいと思います。
私はこれからもチップの実験を続けます。
新たな記事の情報はツイッターにて報告していますので、ぜひフォローをお待ちしております!
当ブログ一押しのチップ
刺さりやすく、抜きやすい、使い勝手抜群のチップ。
耐久度も異様に高くてチップ業界の売り上げが下がったという逸話も。