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ディークラフト斬シリーズ「風車斬り」レビュー|超軽量”変態”ロングストレート

ディークラフト斬シリーズの風車斬りのレビュー

ダーツのバレルの理想像は「なるべく重いこと」だと言われています。
重い方が、飛ばせている感覚が強くなり安定したスローを実現できるからですね。
さらにグルーピングに有利です。

私も重いバレルが好きと言うこともありゴメス9(22.7g)というソフトダーツの中では超重量級のバレルを使っています。
しかし、最近どうも様子が変。ダーツの重さに頼りすぎている感じがしました。

重いバレルは重みのおかげで力を強く加えても飛んでいきます。
おかげで最近のスローは力任せなスローばかり。
力の強さも臨界点を超えてブル率が悪くなっている感じがありました。

と言うことで練習用の軽いダーツを買ってみることに。
軽いダーツで私がずっと気になっていたのはコレです。

「D.craftの斬シリーズ 風車斬り」。

ディークラフト斬シリーズの風車斬りのパッケージ

今回は超軽量で超ロングストレートの風車斬りをレビューします! 

斬シリーズ 風車斬りとは

【ディークラフト】

ディークラフトの斬シリーズは、ステンレスを使用した軽量系バレル。
バレル名が必殺技のようなネーミングでやたらカッコ良いのが特徴的です。

  • 「霞斬り」
  • 「袈裟斬り」
  • 「川蝉斬り」

など。ナルトの忍術かな?カッコいいですよね(笑)

その中でも一際目立つスペックを持っているのが「風車斬り」です。
スペックは以下の通り。

全長 60mm
重量 12.4g
最大径 6.6mm
材質 ステンレス

二度見必至のスペックです。
60mmのストレート。それでいて重さは12.4g?
もはや意味がわかりませんが、ロングストレート大好きかつ、軽量バレルを探していた私としては非常にマッチしていたので勇気を持って購入してみました。

ステンレス製でリーズナブルな価格なのも挑戦しやすいポイント。
最悪投げられなくてもいいや〜という気持ちで買いました。 

風車斬りのセッティング

さて、実際に見ていきましょう。
斬シリーズはプラスチックのチープなダーツケースに入っています。

ディークラフト斬シリーズの風車斬りのケース

使い勝手は悪いですが、初心者には嬉しいかも。

そしていざ、セッティング!こんな感じになりました。 

ディークラフト斬シリーズの風車斬りのセッティング

やっぱり長い!長すぎるぞ! 

風車斬りのカット 

カットも見ていきましょうか。

ディークラフト斬シリーズの風車斬りのカット

カットはリングカットとダブルリングカットの2種類で構成されています。かなりシンプルです。
ダブルリングカットなので強めのかかり。馴染むまではゴリゴリなカットですね。
個人的にはある程度角が取れたリングカットやダブルリングカットが好きなので投げ込んで馴染ませようと思います。

付属のセッティングでは重心はココ。

 

ディークラフト斬シリーズの風車斬りの重心

ダブルリングカットの中に配置されたリングカットの部分です。
この2箇所に配置されたリングカットがニクいですね〜。
グリップポイントの目印になるので毎回同じ場所をグリップできます。良き配慮。

実際にグリップしてみるとこんな感じに。

ディークラフト斬シリーズの風車斬りのグリップ例

中央部のノーグルーブ部を避けるようにして指を配置する形になりました。
グリップ位置が分かりやすくて慣れると手元を見ずともポイポイ投げられると思います。
それにしても長い…。後方を持てばバレル内で5フィンガーグリップができます(笑)

風車斬りを投げてみた!

実際に風車斬り投げてみました。
持った感じはそこまで軽さを感じなかったのですが、スローの瞬間に軽さでなんとも形容しがたい「フワッと感」が生まれます。 

そして、大方の予想通り投げるのが難しい!
12.4gという圧倒的軽さから、強い力を加えるとダーツがブレブレで飛んでいき、お話になりません。
優しく投げることが大前提になっています。
ゴメス9で力任せなダーツをしていた私には良い矯正器具。
ほんとに難しいっすねこれ。

そして、苦手な人は卒倒するであろう60mmの長さもあって投げる難易度は「Sランク」。
ただ、力を上手く乗せてなおかつ手首等もスムーズに稼動すれば非常に気持ちよく飛んで行ってくれるのも風車斬りの魅力。

ストレートバレルを綺麗に飛ばしたい!と考えている人の矯正器具にもなると思います。
風車斬りが綺麗に飛ばせるようになったら、大抵のストレートは投げられるようになっているはずです。 

風車斬りは実戦で使えるか?

そして疑問に思っていたのは風車斬りは実戦に使えるのか?ということ。
確かに難しいですが、可能であると思いました。
実際に軽いバレルを好むダーツプロも少数ですが存在していますし。 

ただ、軽さと投げる時に力を抜くという2点から、刺さっているダーツに弾かれてしまうケースが何度もありました。

ハットだったはずなのに弾かれてハットを取りこぼす、ということが多々…。
これが軽量ダーツの弱点なのか、と妙に納得しましたね。

ステンレスバレルの耐久度が気になる

あとは個人的に気になっているステンレスバレルの耐久度。
ステンレスは柔らかめの金属です。
そのためタングステンバレルよりも早くリングカットの角が取れてマイルドになっていくのかなぁと思っています。

初のステンレスバレルですから、ここら辺も非常に気になっているポイントです。
よーし、投げ込むぞ〜! 

目指せ風車斬りで1000点!

以上、ステンレス製超軽量超ロングストレートの「風車斬り」のレビューでした。
価格が安くて心配でしたがクオリティーも高く、練習用に最適なバレルですね。

風車斬りはちょっと…。という人も斬シリーズを色々と見てみると面白いバレルと出会えるかもしれませんよ。
落雷斬りとかは万人受けしそうなバレルですよね。

最近バレルの重さに頼った投げ方になっている気がする…。
と感じている人はいっそのことステンレスの軽量バレルで投げ方を調整すると良いかもです。

私も風車斬りでカウントアップ1000点を出すまで風車斬りと苦楽を共にしたいと思います。

【ディークラフト】