ダーツチップの新星「ティガ:ハイパーポイント」をレビュー|コンドルと比較してみた
イカしたデザインのアイテムを得意とするダーツブランド「ティガ」。
そんなティガから目を惹くアイテムが発売されました。
ダーツチップ「ハイパーポイント」です。略してハイポ。
チップが大好きな私は早速入手してきました。
ということで、今回はティガ期待のチップ「ハイパーポイント」についてレビューします。
ハイパーポイントとは?
ハイパーポイント(ハイポ)は日本のダーツブランド「ティガ」が長い年月をかけて作ったと発表したチップです。
パイポの特徴は何と言ってもその種類の豊富さ。
種類と言ってもカラーが豊富と言うわけではありません。
何と長さが3種類あるのです。なんと地味なバリエーション展開。
しかし、真のダーツ好きならばこのバリエーション展開は嬉しいものです。
長さの種類は
- 24mm
- 27mm
- 30mm
の3種類。ちなみに24mmが日本のソフトチップの平均的な長さです。
24mmチップと30mmチップ。たった6mmの差ですが相当違います。
比べてみてください。30mmチップは長くてゴツイです。
私が今回買ってみたのも30mmのロングタイプ。せっかくなんで珍しいロングタイプを買ってみました。
ゴツイ!イカツイ!「ハイポ」
ハイポの見た目はこんな感じ。
通常のコンドルチップ(24㎜)と比べてもわかるはず。ゴツイ。
チップに指をかけやすいようにバレルとの段差はほぼありません。
基本的にシンプルなチップです。余計なカットなども無く、好感が持てました。
ハイポの価格はちょうどいい?
ハイポの価格は25ピースで300円(税込み)。
よくわからなかったので主要のロングチップの価格表を作ってみました。
チップ | 定価(税込み) | 個数 | 1個当たりの値段 |
ハイパーポイント | 300 | 25 | 12円 |
コンドルチップアルティメット | 580 | 40 | 14.5円 |
フィットポイント ロング | 540 | 50 | 10.8円 |
価格としては既存のコンドルチップとフィットポイントの中間。
コンドルチップアルティメットはちょっと高かったので、ハイポを選ぶ価値が出てきました。
ロングチップは今まではコンドルチップとフィットポイントだけでした。
そんなロングチップ界に一石を投じたパイポ。果たしてどうなんでしょうか?
ハイポを実際に投げてきた
投げてみなきゃ始まりません。実際に投げ込んでみたのでレビューです。
私が特に注意したのが3点。
- 刺さりやすいか?
- 耐久度は高いか?
- 刺さった時のブレは?
以上の3点について書いてみたいと思います。
ハイポは刺さりやすいのか?
チップを選ぶうえで一番大切なのが、しっかりと刺さるか?ということだと思います。
気持ちよく刺さるのか、弾かれないか?ここら辺は非常に気になるポイント。
ハイポはどうだったかと言うと、刺さりやすさは合格点!ですかね。
ライブとフェニックス両方ともボードに弾かれることが少なく、快適にダーツができました。
ただ、やけに抜きにくいです。
セグメントに刺さったダーツが「抜けぬ」。かなり硬く刺さります。
何度か使っているとマシになりますが、チップの使い初めはキツかった…。
そりゃあ、手が痛くなるほどです。
抜きやすさも考えるとコンドルチップに軍配が上がります。
耐久度は?
いくら刺さりやすくてもボキボキ折れていてはストレスフル。
耐久性も非常に重要です。
投げてみた感想としては耐久性に問題なしです。
4時間ぶっ通しで投げましたが一度も折れることはありませんでした。
耐久度としては申し分ないでしょう。
最近のチップはコンドルチップしかり、耐久度が非常に高いですね。
滅多に折れません。いい時代になったものです。
追記:投げ方が悪いのか最近は割と折れます。
折れるといっても1日に何度も折れるわけではないのですが、コンドルチップアルティメットと比べても耐久度は一歩劣るかも。
刺さった時のブレは?
ロングチップで一番気になるのが、刺さった時のブレです。
チップ長いとダーツがボードに刺さった時に「ブランブラン」するんですよね。
このブランブランが曲者でして、気になってしまう人はダーツに支障が出ます。
ロングチップを作るうえで一番難しいのが「ブランブラン」をどうするか、とコンドルチップアルティメットを作ったT- B氏も言っていました。
ハイポのブレは気になるレベルではありませんでした。
もちろんショートサイズのチップに比べてはブレは大きいですが、気になるレベルでは無かったと言えます。良く調整されたチップでした。
ハイポは不動の地位を築けるのか?
総評としては悪くはないチップなのではないでしょうか?
ロングチップの使い心地としてはコンドルチップアルティメットに一歩及ばず、ですが価格で差別化はできているのかなと。
現在、ダーツのチップ業界はリップポイントとコンドルチップが牛耳っています。
ティガが入り込む隙はあるのか?ティガの長さのバリエーションがダーツァーたちに受け入れられるのか?長い目で見守っていきましょう。