ダーツのチップって面白いですよね。
あんな小さなパーツなのに、それぞれにデザインや特徴があって色々試したくなります。
今回はちょっとマイナーなダーツチップ「ターゲット:ピクセルチップ」をレビューします。
ピクセルチップとは?
ピクセルチップはダーツブランドの最大手「ターゲット」から販売されているソフトダーツ用チップ。
ターゲット自体は有名ですがソフトチップ界ではちょっとマイナー。
というか使っている人を見たことないレベルです。
日本のソフトチップは
この2つが有名すぎるんですよね。実際、性能も優れたチップですし。
そんな日の目を見ることのないターゲットのチップ。どうなのでしょうか?
もしかしたら隠れた名作かもしれません!
ピクセルチップのレビュー
結論から言ってしまうと、ピクセルチップの評価は50点です。
決して悪くはない。ただ、日本の優れたチップと比べると見劣りしてしまう。そんな印象でした。もう少し深掘りして行きましょう。
良かった点①
カットでチップ指かけ派に!
ピクセルチップの一番の特徴がチップ根本部の「カット」です。リングカットが施されています。
そして、よーく見るとリングカットの上に小さな窪みが。これが”ピクセル”チップの由来でしょう。
この手のチップはグリップした時にチップに指をかける人に効果があります。
カットとテーパーのおかげでチップに乗せた指がフィット。滑りにくくなりますし、グリップも安定します。
チップ指かけ派に人気があるのが、同じくチップ根本部にカットを施したプレミアムリップポイントでしょう。
こちらと比べると、ピクセルチップのカットは弱め。
リップポイントは縦カットが入っているので、カットの主張が強いんですよ。
リップほどカットは必要ないけど、チップにはカットが欲しい!というニッチな要求に応えられるのがピクセルチップでした。
良かった点②
最初から抜きやすい
ピクセルチップを使っていて一番気に入ったのが、抜きやすさ。
使い始めからかなり抜きやすいチップだと感じました。
と言うか、刺さりが浅い。そのおかげで刺さったダーツをプチプチ抜けます。
この”プチプチ”が結構癖になるんですよ。今までにない感覚。プチプチ。
さて、お次はピクセルチップの悪かった点を発表していきます。
所詮は50点。どうしても日本の優れたチップとは性能差がついていました。
悪かった点①
刺さりにくい
先ほど「抜きやすさ」を評価しましたが、抜きやすさに反比例するのが刺さりにくさです。
チップ本体が結構硬い素材でできていて柔軟性がないので、刺さり方によってボロボロとダーツが落下します。
特に矢角をつけてダーツを投げる人!結構注意が必要です。高確率でダーツが弾かれます。
さらに言うなら、刺さりが浅いのでグルーピングした時に前のダーツもろとも落下というトラブルもたまに発生します。
悪かった点②
カット部が脆い
チップを初めてみた時に心配だったのが耐久度。
くびれ部分が細く作られているので、この部分が結構折れやすいですね。
ストレスが溜まるほど折れるわけではありませんが、コンドル、リップと比べてしまうとやはり見劣りしてしまいます。
折れ方はほとんど「カット部分」で折れます。そのため、チップの交換が楽なのが救い。
リムーバーがなくても簡単に交換可能なのでそこまでストレスを感じません。
まとめ:ピクセルチップ
以上、日本ではマイナーなターゲットのチップ「ピクセルチップ」のレビューでした。
これらを踏まえた上で、挑戦して欲しい人は
- チップに指乗せ派
- リップよりも弱めのカット所望の人
- 矢角をあまりつけない人
こんな感じ。うーん。ニッチですねぇ…。
万人にお勧めできるようなチップではありません。
正直、初心者の方は買う意味皆無。
大人しくコンドルかリップを買った方が幸せになれます。
ただし、個人的には抜き心地がかなり好き。
このプチプチ感だけで買う意味はあったと思っています。
一通りチップに挑戦した上でさらに珍しいチップに挑戦したいハングリー精神の方。
是非とも一緒にプチプチしましょう。