紙フライトも大好き、どうも「なよカエル」です。
最近は特に紙フライトに対しての熱が高まっていて、様々なフライトとシャフトを使っております。
「面白いシャフト無いかな〜」とダーツ屋さんを物色していると、珍しいものを発見。
「ニトロテックシャフト」と書かれています。少し変わったビジュアルと名前に惹かれて買ってみました。
ニトロテックシャフトとは
ニトロテックシャフトとはイギリスのダーツブランドのレッドドラゴンが発売するシャフトです。
レッドドラゴンはピーターライト、ガーウェンプライスなどの世界トップ選手を抱える老舗ダーツブランド。
レッドドラゴンは近未来的なデザインのアイテムが多いイメージがあります。
そしてカラフルなカラー使いが上手。バレルにしろ、フライトにしろ色使いがカッコ良いんですよね。
例に漏れず、ニトロテックシャフトもカラフルなカラーがカッコ良い。
グリーンとかレッドとか発色がとても綺麗でした。
そして、フライト側のヤドカリのような、ロケットのようなデザイン。このデザインに惹かれて私は購入しました。
前後で素材が違う!
肝心のニトロテックシャフトの特徴ですが、シャフトの前後で素材が違います。
シャフト前方部分は通常のシャフトと同じプラスチック製(ポリカーボネート)、後方はアルミで出来ています。
これは面白いアプローチですよ。
フライトを挟む爪の部分は壊れやすい上、プラスチックだとフライトが外れやすいという弱点があります。
その弱点を補う「アルミ」はシャフトに適した素材なのですが、シャフト全てをアルミで作ってしまうと重くなりすぎて重量バランスが変わってしまう、高価になりがち、という弱点がありました。
そこで、ニトロテックシャフトは二つの素材を組み合わせることで
- 重量バランスの影響が少ない
- 爪部分が丈夫
- フライトが外れにい
- 安価
という夢のシャフトを目指したわけですね。
このアプローチ、結構面白いんじゃ無いでしょうか?
あと、爪部分の傾斜も注目度が高い。先に行くにつれて細くなっていますよね。
おかげで、チップが爪と爪の間に入り込んでぶっ壊れる、通称「カマ掘り」が起きにくい作りになっています。
ニトロテックシャフトをレビュー
さて、実際の使い心地を。
個人的にはビジュアル的にも、性能的にも合格!
アルミの爪部分がかなりガチガチに作り込まれており、フライトが本当に外れないことに驚きました。
シャフトリングなど使わずともこのホールド力は流石はアルミ製と言ったところ。
フライトには相性がある
逆に爪部分が固すぎてフライトを選びます。下手な組み合わせをするとニトロテックシャフトの良さを活かしきれなかったので、フライト選びは結構重要。
相性の良い組み合わせ
最近主流のプラスチックで出来ているような薄くて丈夫な折りたたみフライトは非常に相性良く使うことができます。
ガッチリとフライトをホールドし、一体型のような安定感がありました。
画像はターゲットの「ヴィジョンフライトシリーズ」。薄く丈夫でカッコ良いのです。ニトロとのデザイン的な相性もピッタリです…。
相性の悪い組み合わせ
一方で厚みのあるタイプの厚紙でできたようなフライトや、ぺらぺらの格安フライトなどは相性が悪い。
爪部分が固すぎて最後までフライトを差し込むことができません。無理に差し込もうとするとフライトが大破します。
不恰好になる上に飛びまで変わります。(この状態でも外れにくいので使えないことはないのですがね)
ちなみに画像は厚紙系のフライト(ストリートファイターシリーズのベガ様)です。
(参照:「おじさんホイホイ」S4のストリートファイターフライトにあなたも踊らされる)
ニトロの耐久度
耐久度に関しては再び報告しようかと思いますが期待大です。
アルミのおかげで爪部分の耐久度は高いでしょうし、カマ掘り防止の傾斜形状。長く使える気がしますよ。
折れるとしたらバレル側の根元で折れるんだろうなぁ。
追記:ニトロの末路
あれから数日…。ニトロシャフト折れました。
案の定、根元のプラスチクック部分が折れました。
20時間と30分で折れました。故障率としては0.016件/時間。(データとしてはまだまだ甘いのでもう一度くらい統計を取りたいところ)
個人的には結構持った方かな、と思っております。
そしてフライトの取れにくさも最後まで持ちました。なかなか優れたシャフトです。
ニトロテックシャフトがおすすめな人
以上、ポリカーボネートとアルミのコラボシャフト「ニトロテックシャフト」のレビューでした。
- フライトが外れるのが嫌!
- アルミシャフトは重量バランスが変わるから嫌!
- かっこいいシャフトを使いたい!
- マイナーシャフトを使いたい!
ここら辺の人にぴったりと合うシャフトなのかなぁと思います。ぜひ一度お試しあれ!
重さ:ショートで1.11g。