ダーツメーカーは日々新たなアイテムを模索しています。
スタンダードとなるダーツアイテムの開発は収益にもつながりますからね。
そして流行りがあるのもダーツアイテム。
ここ最近は「バレル洗浄液時代」だと思っています。
バレルクリーナーは昔からあるアイテムですが、とあるクリーナーの登場から各メーカーがこぞって開発を進めています。
今回は、そんなバレルクリーナーの紹介や、使い方の注意点などをまとめまてみました。
バレルクリーナーとは?
バレルクリーナーはダーツバレルをピカピカにするためのケア用品です。
真面目にダーツを練習している方なら分かると思いますが、バレルはメチャクチャ汚れやすいです。特に「手垢」。
手垢がバレルの溝に入り込んで、バレルのカットを台無しにしてしまうのです。
ビジュアル的に汚い+バレル性能にも支障が出るのですから、手垢は何としても退治しなくてはなりません。
バレルクリーナーの2タイプ
バレルクリーナーは色々なタイプがありますが、大きく分けて2タイプ。
つけおきタイプと、研磨剤タイプです。
それぞれに得意不得意があるので、2種類を使い分けることも大切になってきます。
つけおきタイプ
最近流行りなのが「つけおきタイプ」。
液体にバレルを漬け込んで、手垢を浮かせて水で洗い流してバレルを綺麗にします。
バレルを漬け込んで洗い流し、拭き取るだけなのでお手軽。短時間でできます。
ただし、手垢を落とすことがメインなので、バレルの表面の「くすみ」を取るのは苦手。(最新のクリーナーはくすみさえ取ってしまうものもありますが)
研磨剤タイプ
研磨剤タイプはバレルに塗り込んでゴシゴシと拭きあげる方式。
液体というよりは、粘性のある歯磨き粉のような形状が多い。
手垢を落とすというよりは、バレルの表面を浅く削ってバレルの光沢を取り戻す、という使い方がメインになってきます。
どちらかというと玄人向けのバレルケア用品ですね。
バレルクリーナーの注意点
確かに便利なバレルクリーナーですが、注意点がいくつか。
守らないと悲惨な惨劇を招く恐れがあるので気をつけましょう。
コーティングされたバレルは避ける
耐酸化性、耐摩耗性を高めるために、表面にコーティングを施したバレルがあります。
この手のバレルにはバレルクリーナーを使うことは避けましょう。
下手をすると、コーティングが剥がれてしまうことも…。
容器の入れ替えは原則禁止!
液体系のバレルクリーナーは購入した容器のまま使いましょう。
クリーナーによっては強力な薬剤が入っていることもあります。
例えばペットボトルに移したりするとペットボトルが溶けてしまうこともあるそうです。
容器の入れ替えは禁止です!
さて、前置きが長くなりましたが、ここからは使いやすいと評判なバレルクリーナーたちを一挙に紹介!
マジッククリーナー(つけ置き)
120mlの超大容量でコスパ抜群
つけおきバレルクリーナー界に高級ブランド「ジョーカードライバー」が乗り込んできました。
工業メーカーと共同制作した力作。
手垢だけではなく、バレルのくすみにも効果を発揮する高機能。それでいて安い…。
スーパーディップとほぼ同じ価格で、容量が120mlという大容量。
スーパーディップの2倍以上の量です。
120mlという大容量はバレル洗浄が200〜300回できるそう。業者かな?
コスパ抜群のバレルクリーナーをお探しの方に!
Sダーツの本気!
スーパーディップ
人気ダーツショップ「エスダーツ」の名作バレルクリーナー「スーパーディップ」。
不気味に桃色に光る液体ですが、ダーツショップの店員さんも太鼓判を押す逸品。
使ってみると分かりますが、非常にお手軽にバレルのお手入れができます。
ものの数分でバレルをピカピカにできるのでかなり重宝しますよ!
スーパーディップは容器が細長いのでチップをつけたままバレルを漬け込めるのが便利。
マジッククリーナー(スプレー)
外出先でも手軽にバレル洗浄
お次もジョーカードライバーの「マジッククリーナー(スプレータイプ)」。
こちらのマジッククリーナーは珍しいスプレータイプのバレルクリーナー。
バレルの汚れているところにスプレーし、汚れが浮き出たら拭き取るだけ。
水で洗い流す必要がないので、外出先でも手軽に使えるのが嬉しいですね。
大きさは30mlと120mlの2種類。
おすすめは30mlですね。小ささを活かして持ち運び用として重宝します。
ダーツバーでダーツ仲間のバレルを綺麗にしてあげればモテモテ間違いなし!
バレルリンスウォーター
デザイン良好なクリーナー
日本メーカー「トリニダード」もバレルクリーナーを発売しました。
「バレルリンスウォーター」というスプレータイプのクリーナーになっています。
日本製にこだわり、人体とバレルにも優しいアルカリ電解水100%で作られた一品。
トリニダードらしく、スプレー容器のデザインも凝っていますね。
ダーツ部屋のインテリアとしてもいかがでしょうか?
バレルマジック
職人用の研磨クリーナー
超高精度バレルブランド「ヨシムラバレルズ」のバレルケア用品。
チューブタイプのバレル用の研磨剤ですね。強い薬剤なのでゴム手袋必須。
扱いを間違えると、カットが緩くなるデメリットもあります。
少し扱いの難しいアイテムですが、ガッツリとバレルを磨き上げたいという人に人気のバレルケア用品です。
丁寧に磨き込んでやれば、新品同様の輝きを取り戻せます。
詳細:ノーグルーブバレルをピカピカにしたい!ダーツ用研磨剤「ヨシムラバレルマジック」使ってみた
バレルリカバリー
コスパ良好なクロス
エッジスポーツが発売する布タイプのバレルケア用品「バレルリカバリー」。
早い話シルバー磨き用のクロスのようなものです。
微粒子レベルの研磨剤とツヤ出し剤が入っているので磨いているとバレルをピカピカにすることができます。
研磨剤が入っているので、こちらもコーティング系のバレルに使ってはダメ。
バレルリカバリーだけでは汚れを完全に落とすのは難しいので、あくまでサブとして。
ただ、バレルを布で磨き上げる工程が楽しい。愛着が湧いてきますよ。
バレルクリーナのより効果的な使い方
最後にバレル洗浄マニア向けに。
バレルクリーナー単体でもバレルを綺麗にすることができますが、
「もっと本腰を入れてバレルをピカピカにしたい!」
そんな拘り派は「超音波洗浄機」を用意することをオススメします。メガネ屋さんの前とかにあるアレです。
バレルクリーナーを使用する前後に超音波洗浄機を使うとより効果的に手垢を落とすことが可能。
用意しておくと、バレル洗浄の他に、
- メガネ
- アクセサリー
- 時計
などを綺麗にできて便利。バレル洗浄を極めたい人はどうぞ。
バレル洗浄液時代を制するのはどれだ?
以上、オススメのバレルクリーナーの紹介でした。
一昔前に比べると、バレルクリーナーも種類が増えました。
現状ではコストパフォーマンスを考えるとジョーカードライバーの「マジッククリーナー」が一歩リードといった形。これからのバレル洗浄液の進化が楽しみです。