2020年ダーツハイブ福袋に入っていたバレル「ジーズ スピア」。
福袋でこんなにも自分が求めていた物が当たったことって今までなかったので露骨に嬉しかったパターン。
と言うことで、今回はジーズのエントリーモデル「バリューシリーズ」であるスピアをレビューします。
スピアの基本スペック
まずはスピアの基本スペックを紹介しましょう。
素材 | タングステン90% |
単体重量 | 20.0g |
全長 | 50.0mm |
最大径 | 6.5mm |
カット | リングカット |
カット強度 | 2/5 |
定価 | 6800円 |
最近流行のロングストレートです。
結局実用性があるロングストレートって50mm前後だと思うんですよね〜。
ジーズ バリューシリーズとは?
ジーズのバリューシリーズは所謂、エントリーモデルのようなものです。
プロモデルにありがちなロイヤリティが発生しないので、とにかく安い。
税込み6800円。
バリューシリーズの評価できるところは、この価格でもきちんとタングステン90%を採用しているところですね。
7000円を切る日本のバレルって結構タングステン70-80%くらいの物が多いイメージがあります。
対してジーズはしっかりと90%タングステンなので、なかなかの重量感。
日本のバレルとしてはなかなかの価格ブレイカーです。
スピアの他にも結構種類があって選ぶのが楽しそう。
個人的にはこれが気になる。「ダガー」というバレル。
どことなくジョーカードライバーに似ていませんか?(笑)
ちょっと投げてみたいですね。
体感的には太め
スピアの最大径は6.5mm。
個人的にはスピアはもっと太いと思っていました。
おそらくこれはカットの性質による物でしょう。
リングカット同士の感覚が狭いために、指がほとんどカットに食い込みません。
リング同士の間隔が広いと、それだけ指が食い込んで細く感じるんですよね。
「最大径6.5mm…。ぐぬぬ…。ちょっと細いかも…。」と思っている人も一度手にとってもらいたい。
6.5mmとは思えない安定感のある投げ心地が体験できます。
逆に細いバレルが好きな人は違和感を感じると思います。
私はストレートバレルは細めを使うことが多いので、慣れるのに少し時間がかかりました。
慣れるとこの安定感のある飛びがクセになるのですが。
体感的に太いのでトルピードバレルからロングストレートバレルに移行したい人には良いかもしれません。
トルピードからストレートで一番の失敗はいきなり長くて細くて重いバレルに挑戦する人が多いように思えます。
そりゃあ、ギャップがすごくて違和感ができて当然です。最初は太めのものを選ぶと良いと思います。
カットは緩め
カットは細いリングカットが均一にかかっています。
カットの間隔がかなり狭いので、カットのかかりとしては緩めです。
スルッと抜いて投げるタイプの人は好物なのではないでしょうか?
ただ、この手のカットは手垢が詰まりやすいので、バレル洗浄液は必須ですね。
スピアの重心はど真ん中
スピアの重心はど真ん中にありました。
ちょうど重心部にロゴが入った仕切りがあるので分かりやすい。
慣れてくるとサッと構えることができます。
ど真ん中に重心があると、グリップの位置によって飛びが変化するので楽しいんですよね。
スピアはカットが均一なのでどこを持ってもしっくりきます。
私も日々、前持ちと後ろ持ちを切り替えて楽しんでいます。
スピアは何かに似ている
スピアを初めて投げた時に一番最初に感じたのは「何かに似ている…。」と言うことでした。
カットの感じ、長さ、太さ…。前に一度投げたことがある気がしてなりませんでした。
そして最近やっとその正体が明らかになりました。
それはユニコーン:マエストロの浅田斉吾モデルです。(以下マエストロ)
浅田選手の人気っぷり、そしてロングストレートなのに少し太めで投げやすいと爆発的に売れたバレルです。これに似てる。
試しにスペックを比較してみました。
スピア | マエストロ | |
全長 | 50.0mm | 50.0mm |
最大径 | 6.5mm | 6.7mm |
重量 | 20.0g | 22.0g |
タイプ | 2BA | 2BA |
タングステン | 90% | 90% |
結構似ていますよね〜。全長に至っては同じでした。
ただ、最大径は2mmも違うのですか。前述の通り、スピアは体感的には太く感じます。それこそ6.7mmくらいに感じるのです。
あとはカットの違いですが、アプローチ的には違いますがカットのかかり方としては似ていると思います。マエストロもカットとしては緩め。
ほとんど同じカットの強さだと思います。強いて言うならスピアの方が強いかな…?
ただ、ある程度使い込んでカットが磨耗してきたらどちらも同じような感じになるかも。
余談:ダーツハイブ福袋の優しさ
余談ですが、スピアって2019年9月発売だったらしいですね。
何がすごいって、ダーツハイブの福袋には発売して3ヶ月ほどのバレルが入っていたと言う事実。
福袋って基本的には在庫処分の意味合いも強いと思います。
微妙に余ってしまった商品とか、型落ち品、不人気商品などをぶち込まれているが常です。
普通は発売されて3ヶ月ほどの商品は普通入れないって…。
他の福袋に入っていたアイテムも汎用品ばかりでしたし、ダーツハイブ福袋の良心的な仕様が垣間見れた気がします。
まとめ:スピアが向いている人
以上、ジーズダーツのスピアのレビューでした。
これらを踏まえた上でどんな人にスピアが向いているかと言うと
- 少し太めのロングストレートが好きな人
- トルピードからロングストレートに挑戦したい人
- コスパ抜群な良質バレルを探している人
ここら辺の人には刺さるイメージ。
ユニコーンの浅田斉吾モデルを投げてみて投げやすい!と感じた人は挑戦してみる価値ありです。安いですし。