最近、テイクバック浅めの良さに気づきつつある「なよカエル」です。
どーも。
たまたま試した「浅めテイクバック」が思った以上に調子が良くて、試行錯誤している毎日ですが、プロの投げ方から考え方を盗んでしまうのが手っ取り早い方法でもあります。
テイクバック浅め、強いて言うならノーテイクバックのダーツプロを分析してみることにします。
まず一番最初に思いついたのは、日本ダーツ界の帝王「浅田斉吾」さんでしょう。
今まで当ブログで殆ど触れてこなかったビックネーム。
今回は浅田さんの投げ方を徹底分析や!
浅田斉吾プロの基本情報
とりあえず、浅田さんの基本情報を。
身長や、利き目は投げ方に大きな影響を与えるので、自分と比較することが大切です。
生年月日 | 1980年3月6日 |
身長 | 185cm |
利き手 | 右 |
利き目 | 右 |
利き手、利き目共に右のプレーヤー。
そして、185cmの高身長。羨ましいっす。ブルと同じ高さの目線をお持ちでございます。
では、早速詳しい分析を始めていきます。
スタンスはスタンダードスタンス
スタンスはスタンダードスタンスですね。
前足に体重にかけつつ、後ろ足にも体重を残している感じがあります。
目測では8:2くらいの配分ですかね?
右側に大きく寄っているのも特徴の一つです。
おそらく、スキャプラプレーンを意識したものだと思われます。
浅田斉吾プロは回転を大切にする
浅田さんのフォーム分析に今まで触れてこなかった一番の理由が、ダーツの回転です。
私自身、回転をかけてダーツを投げることをしませんし、うまく解説出来る気がしなかったので(笑)
浅田さんは意図的にダーツに回転をかけてダーツを投げています。
海外プロを参考にした投げ方の研究をした結果の「回転」だそう。
まぁ、ダーツを回転させることによるメリットは別の機会で解説するとしましょう。
非常に分かりやすく浅田さんの回転の仕組みを教えてくれるのがこの動画。
こんなん無料で公開してしまって良いんかいな!?という内容。
【THE NINJA】浅田斉吾プロ・SEIGO ASADA【バレルインプレッション】
2:39あたりから浅田さんの回転の仕組みが分かります。刮目せよ。
グリップに回転の秘密が隠されていた!
簡単に説明しますと、まず下画像のようなグリップをします。
そして、親指と人差し指で回転させながら握り込む感じ。
浅田さんは動画内で「しぼる」と表現していました。
「しぼる」ことで手からダーツが離れた時にダーツに回転が勝手にかかる仕組みをグリップの中に隠し持っていたのですね。
おいおい、本当に無料で公開して良い内容なの、コレ…。
中指はチップの根元に、薬指にはチップの先を当てる変則型4フィンガーと言うことになります。
流石は外国人選手を参考にしただけあって、グリップも日本っぽくないですね。(外国人選手は中指、薬指をスチールポイントに当てるのが好きなプレーヤーが多い)
回転アシスト機能を持たせつつ、シンプルなバレル
そんな浅田さんの最新バレルが「ユニコーン浅田斉吾モデル」。
ハードダーツでも通用するロングストレートバレルに、回転をかけやすいようにアシストする「ハの字カット」を搭載。
世界でも戦っていくぞ!という浅田さんの心意気が感じられる逸品です。
浅田プロの投げ方分析
さて、本題の浅田さんの投げ方を分析していきます。
まずはスロー動画を。
浅田さんの投げ方の一番の特徴が、テイクバックが非常に浅いと言う点。
ノーテイクバックと言っても差し支えないでしょう。
この動画がメチャクチャ参考になります。
【スロー動画】unicorn MAESTRO 浅田 斉吾2018 SEIGO ASADA
いろんな角度から浅田さんのスローを拝見できる動画。
しつこいようですが、こんなの無料で見せるのがおかしい。
舐め回すように観ましょう。
ユーミングは回転をかける準備
投げる前には一度、ユーミングを行なっています。
このユーミングの際に、先ほどの「しぼる」作業をしているみたいです。
つまり、浅田さんにとってはユーミングがダーツに回転をかける大切な準備と言うわけですね。
浅田プロのノーテイクバックの仕組み
浅田さんは手首のスナップと回転を使って、テイクバックをほぼ行わずに投げます。
回転で投げることができる、と言うのが浅田さんの一番の強みであると言えますね。
手首のスナップだけに頼らないフォームが構築できます。
さらに、浅田さんはセットアップ時の肘の位置が非常に高い。
地面と水平に肩と肘を設置。そして肘を固定したスローをしています。
やってみると分かりますが、慣れていないとこの投げ方はかなり疲れるんですよ。
その代わりに高い位置から投げることができるので、ノーテイクバックの飛びの悪さを解消する一つの手段なのでしょう。(肘の固定により、安定感も段違いです)
フォロースルーは特別決めていない
フォロースルーは特別決めているわけではない模様。
どちらかと言うと、ダーツにうまく回転をかけて、綺麗に抜いて投げることを大切にしているのだと思います。
浅田プロの投げ方が一つの完成形なのだと気づく
以上、日本ダーツ界の帝王「浅田斉吾」選手の投げ方分析です。
分析すればするほどよく考えられた理にかなったフォーム。
ダーツのフォームの一つの完成形なのだと思いました。
そして、 それらの技術をスムーズにつなげる浅田さんのテクニック…。知れば知るほど好きになっていくダーツプレーヤーでありました。
浅田さんのDVD「セイゴロイド」買ってみようかしら。
と思ったら廃盤なんですね…。アマゾンの中古、メルカリあたりを利用しなきゃな。
また、分析が捗ったら追記していきまーす!では!