みなさん、「VDarts」ってご存知でしょうか?
VDartsは家庭用ダーツボードを主に作っている台湾のダーツボードメーカーです。
日本ではまだまだマイナーなメーカーですが、海外では順調に広がりつつあり、ソフトダーツの世界大会を運営するまでになっています。
VDartsが作るボードは高機能で買った人からは非常に評判が良いのが特徴ですが、一つ問題点が。
クソ高いんですよ。
いくら評判が良くても、高ければ購入を躊躇してしまうもの。
「欲しい、けど失敗はしたくない。」そんな思いから私も結局購入には至りませんでした。
しかし、なんとVDartsJPNさんとご縁があり、取材を受けることができました!
丸一日かけてVDartsの特徴や実績、性能などなどたくさんのことを聞くことができたので、今回はそのことを共有したいと思います。
あと、私はVDartsさんからお金を貰っていないので、正直に書かせていただきます笑
ステマ等は全くありませんので、安心してご覧ください。
VDartsJPNの役割とは
そもそもVDartsJPNとは何なのでしょうか?
VDartsは台湾のメーカーです。ダーツボードの製作等は台湾で行われています。
ではVDartsJPNとは…?
VDartsJPNは日本でVダーツを売る販売代理店です。
台湾から仕入れて、我々の元に届けてくれる役割を担っています。
「な〜んだ。台湾からの商品を横流ししているだけかぁ。」と思っていたわけですが、その認識は改められました。
VDartsJPNの役割は主に4つ。
①状態の良いボードのピックアップ
日本は徹底した生産管理体制を持っています。
製品に入った小さな傷や汚れでも気になってしまてしまうのが日本人気質というもの。
VDartsJPNは、台湾の緩めの管理体制から綺麗なダーツボードだけをピックアップして販売しています。
海外製なのに品質の高いボードを入手することができるわけです。
②設定等のサービス
VDartsはどうやら、コンセント繋いだら即動く!という単純なものではないそう。
最初に設定することが色々とあるみたいで、ユーザーとしてはめんどくさいポイント。
VDartsJPNは届いたらすぐに使えるような初期設定を済ませてくれています。
もちろん日本語の説明書等もつけてくれます。
③アフターサービス
家庭用、業務用ボードは使っているうちにセグメントがボロボロになったり、中の部品が故障したりします。
本来ならば台湾にメールを送って、やりとりして、ボードを送って、と非常にめんどくさい。
VDartsJPNは、そこらへんのアフターサービスも対応してくれます。
④サービス改善
VDartsJPNの面白いと思ったのは、代理店でありながら台湾の本社に積極的にクレームを入れているところです笑
VDartsJPNの代表が、日本人目線で台湾の本社に「ここはこうした方がいい。」
「ここがクソ。改善しろや!」と言ってくれます。
実際にその意見が通り、改善されたことがいくつもあるとか。
以上のことからVDartsを買うときは絶対にVDartsJPNを通して購入することをお勧めします。
現状、台湾から正規のルートでVDartsを販売できるのはVDartsJPNだけなので、それ以外は並行輸入品になります。
品質管理、アフターサービスに問題があることも多々あるので是非とも正規のルートでご購入ください。(アマゾンで買うときは発送元がVdartsJapanかチェック!)
VDartsの種類
VDartsJPNでは実際にVDartsを色々と投げさせてもらいました。
VDartsにも何種類かのタイプがあるのでご紹介していきますね。
VDarts H3L
VDartsといったらこれ!「VDarts H3L」。
家庭用で唯一の光るセグメントを採用したダーツボードです。
とにかく完成度が高すぎて驚いたダーツボードでした。
- 明るいところでもクッキリ綺麗に光るセグメント
- 衝撃の静音性
- 刺さりやすく抜きやすいセグメント
- ゲームの充実さ
- オンライン対戦の快適さ
などなど挙げるとキリがない。
ぶっちゃけると私が持っている「ダーツライブ200S」の完全上位互換だと感じました。
ここまで褒めちぎると、ステマと勘違いされるのでダーツライブ200Sよりも劣っているところを紹介しましょうか。
- チェンジボタンが小さくて押しにくく、なんかダサい。
- ボードのデザイン性は200Sの方が洗練されている。
パッと思いつくのはこの2点だけなんだよなぁ…。
正直、この性能を見せられてしまうと、5万円は妥当な価格だなぁと。
外でダーツを投げる必要が無くなってしまうのではないか…?と恐怖感を覚えるほどでした。
別売り高級ダーツスタンドがすごかった…!
先ほどデザイン性の悪さを指摘しましたが、別売りのスタンドを使用すると家庭用ダーツボードでも屈指のカッコ良さを誇ります。
スタンドもダーツボードの演出とともに光るんですよ…。湾曲したポールもセクシー…。
本当に素敵で素敵で。家庭用ダーツボードの域を超えてしまっています。
まぁ、スタンドにも一つ問題点を挙げるとすれば
このスタンドは完全受注生産の上、価格が馬鹿高いということですね。
ボードの2倍のお値段します。正気の沙汰ではありませんよ(笑)
現在、日本では数台しか存在していないそう。
ただ、こだわりを持っている人からは絶対的な人気を誇っているみたいで、次の入荷は未定という人気っぷり。
高いといってもダーツライブ3を家に導入するよりは明らかに現実的ですし、安上がりです。
そう考えるとVDartsは価格以上の価値があると思いますよ。
VDarts mini
VDarts miniは業務用の筐体です。
モニターも搭載され、この一台でダーツを楽しむことができます。
ただ、別途でスタンドを購入する必要ありです。(普通のスタンドでOK)
イメージとしてはダーツライブ3とターゲット社ネクサスの間と言ったところ。
業務用なのでもちろん100円玉を投入することもでき、お店はこれ一台で収益化できます。
VDarts miniの一番の特徴は、業務用なのにリーズナブルという点でしょう。
1台25万円ナリ。
え?高いって?それが安いんですよ。
例えばダーツライブ2。あれをお店に導入しようと思ったら1台に月7万円ほどかかると言われています。(もちろん一例ね)
しかしVDarts miniは25万円買い切り型。一度買ってしまえば、それ以上お金は掛からないということです。(通信費もタダ。)
単純計算で4ヶ月で元が取れます。えーと、この安さ伝わりますかね…。
あんまり大きな声で言いたくないですけど、私が個人で小さなダーツバーを作るとしたら絶対にVDarts miniを導入します。
ダーツライブ、フェニックスは維持コストが高すぎるんですよ…。
筐体の維持コストで潰れるお店なんて嫌でしょう?
VDartsへの本音
VDartsのこと、VDartsJPNのことについてザックリと説明しました。
さて、ここからは本音トーク。私が実際にVダーツについてどう思ったかお話しします。
私はVDartsはマンネリ化しつつある日本のソフトダーツ業界を揺るがす存在になるんじゃないかなぁと思っています。
日本メーカーとは違った進化を遂げているVダーツは個人的にすごく好きでした。
開発のフットワークが軽い
例えば開発のフットワークの軽さ。
VDartsJPNの代表が台湾の本社にクレームを入れたり、アドバイスを入れるとすぐに修正、サービス改善に取り掛かるみたいなんですね。
そう言ったフットワークの軽さは非常に強みになると思います。
確かに、現状のVDartsのシステムやソフト面におけるデザイン、UIは歴史あるダーツライブやフェニックスに劣っている点も数多く感じました。
ただ、持ち前のフットワークの軽さからこれからドンドン使いやすくなり洗練されていくんだろうなと思うと楽しみです。
日本にはない進化
あとは筐体の進化が個人的に一番好き。
VDartsはシンプルにダーツユーザーが快適にダーツができるような進化をしていると思います。この進化の仕方が非常に好きです。
- 家庭用ボードと筐体とのクロスオーバー対戦。
- 余計な機能をつけずにシンプルに仕上げて業務用ダーツ筐体を安く。
など、従来の日本企業にはない進化をしています。
私はこういうミニマルな進化が好きなんじゃー!
VDarts、ソフトダーツ業界を変えるのか!?
以上が私がVDartsJPNを取材させてもらった感想でした。
予想以上にVDartsを褒める結果となってしまいましたね。
ユーザーはダーツライブ、フェニックスの他にもこんな選択肢があるんだなぁと知っていただければ嬉しいです。
逆にメーカーは恐ろしいライバルが現れたことに危機感を覚え、より一層開発に力を入れて欲しいですね。
兎にも角にもVDartsの登場がソフトダーツ業界を盛り上げてくれることを祈っています。
VDarts H3LとVDarts miniに関してはそれぞれもう少し掘り下げた記事を後日投稿します。お楽しみに…!